兄弟・姉妹の問題

働かないニートの弟を社会復帰させるために兄貴がした6つの対処法。

2018/09/27

私の弟は私より3つ年下です。高校時代まではスポーツに打ち込んで不登校なども目立ってなく極普通の弟でしたが、高校を卒業してすぐの会社で人間関係でトラブルを起こしたことを皮切りに、その都度、アルバイトをするもすぐにやめてしまうなどしてついには、働かなくなりました。今回は、そんな弟を働かせるために実の兄がしてきたメンタル再生法についてご紹介いたします。

兄弟が働かずニートに!?困った私が弟にしてあげた方法とは?

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1.とにかく良いところを褒める、悪いところを指摘する。

仕事などが長続きしない人の多くが自己分析を出来ていないことが多々あります。しかし、実際人間は物事を主観的にとらえてしまい。他人から見た客観的な意見に耳を傾けることができないという人間も多くいます。

だからこそ、話をしっかり聞かせるには先ずは褒めてあげるということが重要です。どこがどう良いかということを明確な理由をもって褒められると誰でも嬉しいはずです。人間は叱られることよりも褒められることのほうが嬉しいというのは誰にでもわかります。

ただ、甘やかすとつけあがるだとか、そもそも自分が褒められたことのない親などは子供に対して褒めるということをしません。実際、私の父もそうでした。弟も私もそんな父の元で育ったので褒められることを知らず、本来は成功体験で積み上げるはずのモチベーションの維持が出来ずにいました。

ですので、先ずは弟を褒めるところからはじめるようにしました。すると不思議なもので、頭ごなしにいうよりも素直に私の言葉に耳を傾けるようになりました。つまりは、きちんと褒めてあげることで意思疎通をするだけの築いていかなければならないということです。

2.目的を持たせるためにヒアリングした

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人間は働くためには目標が必要です。ライスワーカーやライフワーカーという言葉がありますが、現代人の多くは目的のないまま生きていくためだけに仕事をしている人もいます。ただ、それが万人に通用するかといえばそうではありません。

私の弟のように仕事が長続きしない人間には目標が必要です。例えば貯金をいくらするなどでも良いですが、一番、手っ取り早いのは物欲です。車がほしいだとか家がほしいだとか、彼女がほしいだとかなんでも構いません。ほしいものを手に入れるためにどの程度お金が必要になってくるだとかいうことを実感させるためのヒアリングが必要なんです。

他人に言われずとも目標を立てられる人は良いですが、私の弟のように現実から目を背けてしまっている人間はこうした目標を見落としがちです。だからこそ、ヒアリングしてあげることが重要だと私は感じました。

3.夢を語ることを否定せずに応援する姿勢を貫く

学生時代からひきこもりのニートは自尊心が低いですが、学生時代はまともだったのにニートになってしまった人は自尊心が高いということがよくあります。

例えば就職したのは良いものの、こんなはずじゃなかっただとか、本当はもっとこうしたいとか、俺にはもっとふさわしい場所があるんじゃないかなどと考える人もいるでしょう。少なからずともそれだけの自尊心を持っている人間には心の内にしまっている夢があります。何らかの理由でそれを諦めてしまっていますが、こうした夢を口にさせて否定せず、応援してあげることが必要です。

ちなみに私の弟の場合はスポーツトレーナーになることが夢でした。学力的な部分もありますが、経済的な面で決して裕福なわけではない家庭でしたので、こうした夢を諦めざるを得ない環境にあったのは私もよく覚えています。そんな中、義務のように興味のない仕事をしても、長続きしないのは最初から目に見えていました。

もちろん弟の忍耐力の無さを責められても仕方がないとは思いますが、忍耐力がないから忍耐力をつけろだなんていう体育会系の考え方がまかり通るほど人間は単純ではないということを理解した上で、弟に関しては夢をヒアリングして実現させるにはどうすれば良いかというところまで一緒に考えてやることが大変効果的でした。

4.規則正しい生活をおくるためのリズムを整える

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社会復帰するには規則正しい生活をおくらなければなりません。朝早く起きて夜早く寝るといったリズムを整えると自然と体調も良くなっていきます。

これがニートともなると自堕落な生活を送りがちです。とはいえ、ニートでも眠くはなります。多くの場合は昼間に寝ていることが大半です。そこで、強制的に朝や就寝前に弟の好きなゲームやスポーツに付き合わせるなどして、意図的にリズムを整えてやるように調整しました。そうすると否応なしに生活リズムが整います。

当人の生活リズムを整えるには、その周囲の家族が同じように生活リズムを整えるということが大事だと私はあらためて感じました。

5.社会の仕組みやお金のあり方、組織の在り方についてわかりやすく解説した。

世の中にはどれだけのお金があって、どのくらい富裕層がいてであったり、組織にはどんな人がいてどんな役割があって、どんな仕事をしているかなどといったことを理解させるようにつとめました。

弟の場合は、社会全体や組織全体を見渡す力が欠如していると私は感じましたので、視野を広げるためにも弟のわかる言葉で解説しました。

例えば、会社で私は一生懸命仕事をしているのに、私の上司は仕事もせずに威張ってるだけで腹が立つなどという方がいます。もちろんそういった上司もいるでしょうが、大半の場合はそのように見えても上司には上司なりの仕事があるということはわかる人にはわかります。

ただ、上役についたことのない人間から見ればそうは見えないことがあるというのは言うまでもありませんよね。

そこで図にかいて組織全体がどのようになっているかということをレクチャーしました。こうした社会や組織の仕組みがわかると、自然に多くを見渡せるようになり、協調性も生まれます。自己中心的というのは多くの場合、周囲を見るだけの目や知識や精神力が養われていないから起こるのであって、見えてくるとこうした面が改善されます。自身を改善したいと考えている人はあえて地位の高いポストについてみるのも良いのではないかと思います。

6.自分のしている仕事に誘ってみた

ニートになったのは様々な原因があるでしょうが、人見知りというのは大きかったかもしれません。知っている誰かがいれば、安心して仕事ができるけれど、いないと仕事ができないという人も多くいます。なぜならば、コミュニケーション不足というのもニートになる大きな要因の一つだからです。

職場に入ってすぐに周囲に溶け込める人間は良いですが、そうでない方も沢山います。うちの弟は自尊心は高いですが、典型的な内弁慶で、知らない人がいると口数が減るタイプです。だからこそ、知っている誰かが仕事の最中もそばにいてやるというのがベストだと思いました。

そこで、私は私の職場に弟を誘ってみることにしました。

すると、決して弟は仕事ができないというわけではなく、コミュニケーション障害ということが人間関係でトラブルを起こしてしまう大きな要因になっていることは明白でした。ですので、傍で指導しながら周囲の人間ともうまくやれるように配慮するようにつとめました。

結果的には以前に比べて仕事をすることに意欲を示すようになり、ニート状態は改善されました。こうした取り組みってやってみるもんですよね。

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ニートから無事に社会復帰できた理由と読者へのメッセージ

家族がニートやひきこもりになって社会復帰できない辛さを抱えている方はたくさんいらっしゃると思います。でも家族以上につらいのは実は本人だと思います。心のうちに何かをしまっているからニートやひきこもりという状況を作り出してしまうのだと私は感じます。

言いたいことはしっかり言う、やりたいことはしっかりやる、そうした環境を整えてやるのは周囲のつとめです。ニートやひきこもりときいて、甘えているだけという先入観をもっている家族などに囲まれた環境にいると余計に状況を悪くしてしまうこともあるでしょう。大事なのは理解してあげようという周囲の気持ちだと思います。

弟が社会復帰できた理由は、本人の中に変わりたいという意思が少しでもあったからだと思います。それにちょうど周囲が理解するようにつとめたということに過ぎません。

こうしたタイミングはこうした社会不適合者と言われる方々にとっては重要であると思います。こうしたタイミングを逃すと社会復帰に更に遠ざかってしまうので本人がそういった心境であるときに周囲が支えると非常に効果的であると改めて感じました。

結局は人間がやる気を出すにはわかってあげること、支えてあげること、肯定すること、否定的にならないこと、こうしたことから起こるであろうことがやる気向上へとつながっているのではないかということが良くわかりました。

考えるのは頭ですが、気持ちをつき動かすのはハートであることは間違いありません。何かを長続きさせるには感情に左右されない精神力をつけるのが物凄く大事ですが、感情に左右されてしまう人間が多かったらこそ、今回のように感情の部分を揺さぶってやるということも大事だということでしょう。

こうしたメンタルケアは専門家でなくとも、私たちでもそれなりにはできます。今回の記事を読んだ方でご家族などについてお困りの方には私の経験を参考にしていただければ嬉しく思います。ニートが社会復帰することは決して難しいことではありません。間違った情報に左右されず着実に復帰に向けて何をすべきかを共に考えてあげるように努めることを私からはすすめておきます。長くなりましたが、最後まで今回の記事を読んでいただき本当にありがとうございました。今回の記事が皆さんにとって、皆さんの周囲のご家族などにとってお役に立てることがあれば幸いです。

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