兄弟・姉妹の問題

嫌いな小姑と上手く付き合っていくための方法。同居ドラブルや関係悪化を未然に防ごう。

テレビやドラマなんかでは嫁姑の関係性が話題になることが多々ありますが、実は現実問題より厄介な存在は夫の兄妹である小姑の存在なんです。

今回はトラブルが起こりやすい小姑との関係を上手く保ったまま、日常を送っていく方法について解説していきます。

いままさに嫁小姑問題に悩まされている方必見の内容となっているので、ぜひともチェックしてみてくださいね。


なぜ嫁と小姑は上手くいきにくい?原因を考えよう

嫌いな小姑と付き合っていく方法

それではまずはじめに、問題を解決するために、嫁小姑の関係性がなぜうまく行きにくいのかを明らかにしてみましょう。思い当たる点があると思うので今一度確認してみてくださいね。

小姑は姑よりも近しく触れ合う時間が多い

小姑と触れ合う

小姑とのトラブルが発生しやすい一番の要因は、現代において姑よりも小姑のほうが近しい存在であるためです。

なぜならば、姑は近年は嫁との距離をできるだけ置こうと考える傾向が強いのです。

一方、まだ結婚しておらず実家に住んでいる小姑は、何かと夫を通じて家庭に絡んでくることも多く、ましては実家で同居している場合は顔を合わせる機会も非常に多くなります。やはり触れ合う機会が多ければ多いほどトラブルは起きやすくなってしまうため、結果的に近年になって嫁小姑間のトラブル多発しているのです。

関連:姑への仕返しはタイプ別で考える事が大切です!【完璧主義?べったり?意地悪?】

世代が近い分小姑とのトラブルも多い

小姑とのトラブル

そして、小姑は基本的には夫と年齢がさほど変わらず、嫁との世代も近いことが多いです。この事実がトラブルを多発させる要因の一つなっています。

世代が近い分遠慮なくづけづけ家庭に入り込んでくる傾向が強いですし、あくまで義理の姉という上の立場からフレンドリーを装いつつ振る舞うために非常に厄介なのです。

本人は気軽な感じで接しているつもりでも、やはり義理の姉に対してはこちら側からは何かと遠慮の気持ちをもってしまうため、結果的にその関係もギクシャクしてしまいます。

いつまでも自分の居場所がない

結婚してパートナーの両親と生活する場合、本来ならば自分が子供の立場になります。しかし、小姑が一緒にいる場合、やはり本当の子供にはかないませんので、どうしても自分の居場所がない、ということが起こってしまうでしょう。

人との関係が良好であれば良いですが、例えば自分が子供の離乳食を作るためにキッチン行きたいと思っても小姑がキッチンを使っていれば、もしかしたらキッチンには行きにくいかもしれません。そのため離乳食を作る時間帯が遅くなってしまい、子供にも影響が出るということも考えられます。

さらに小姑の助けを得るということができなければ同居は大変ですよね。同居するという事は家族なわけですから、お互いに助けが必要になります。

違う人間と一緒に生活をしているという意識が必要ですが、もしも一緒に生活をしているその小姑と良い関係を築くことができていなければ、助けを得ることもできず自分1人が孤立してしまう感覚に陥ってしまうかもしれません。

いちいち口出しをされる

家族にはそれなりのやり方があることが多いです。例えば「我が家は誰かの誕生日には家族揃ってディナーに出かける」「我が家のお正月は親戚の家に集まり、家族全員で初詣に出かける」などというしきたりがあることも多いでしょう。

もちろん結婚して嫁いだからにはその家のしきたりに従わなければいけないのですが、小姑から口出しをされるとなかなか平穏な気持ちでいられないという女性は少なくありません。

それでなくても姑から口出しをされて嫌になっているのに、小姑から助けてもらうわけでもなく、どちらかというと姑と同じように口出しをされるのは嫌だ、と考える女性は多いでしょう。教えてくれるならともかく、いちいち「これは違う」「あれは違う」などと言われてしまえば嫌になってしまいますよね。

もう大人なんですから口出しというよりは手助けをしてほしいところですが、小姑との関係がうまくいかないと、まるで姑が2人になったような気になってしまうものです。

夜の生活がうまくいかない

夫婦が一緒に生活をするという事は夜の生活も考えられるものです。姑達と同居している分には、世代が違う人たちと生活時間が違うということもあり、両親たちが寝静まってから夜の生活を営む、ということもあるでしょう。

しかし、自分たちと同世代の小姑が家にいるとなかなかそうはいかないということもあるかもしれません。

小姑に物音を聞かれたら嫌だ、朝にやっとされて気分が悪かった、などという嫌悪感を持つ人もいるものです。結婚した2人の夜の生活は当たり前の事なのですが、それをいちいち指摘されてしまったりするとゲンナリしてしまいますよね。

また、自分だけではなく小姑から口出しされることによって自分のパートナーが嫌になってしまい、なかなか夜の生活ができない、ということもあるでしょう。

しかし、特に子供が欲しいと思っている場合、女性には生物学的にタイムリミットがあります。ですから少しでも早く、と思う一方で、環境が伴わないとそれにストレスを抱えてしまうこともあるものです。

兄妹ならではの嫉妬心

親戚の集まり

最も厄介であるケースは、小姑が夫に恋心にも似た感情を抱いている場合です。

かわいい弟やかっこいい兄を取られまいと思い、ついつい不遜な態度をお嫁さんにとってしまうのです。最悪の場合は家庭内でいじめが起きてしまう場合もあるほど根深い問題となっています。

兄妹仲がさほど良くない場合でも、遊び相手や話し相手が取られてしまったという寂しい気持ちは誰しも感じているので、どうしても良い感情を持つことができないというのが現実です。

つまり、小姑は基本的に嫁に対してあまり良く思わない状態から関係がスタートすることが多いので、結果的にささいなことからトラブルが発生してしまいがちなのです。

原因について理解できたところで、それでは次に小姑と上手く付き合っていくための方法について考えてみましょう。

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小姑と上手く付き合っていくためには?4つの方法

それでは小姑と実際に良い関係を保つためにはどうすればよいのでしょう。この項目はアプローチ別に3つの方法をお教えします。この記事を読んだ後に是非実際に試してみてくださいね。

小姑の前では夫とベタベタしないようにする

夫とベタベタする女性

今日からでも始めることができる方法は、小姑の前で夫とベタベタしないようにするというものです。

基本的に小姑とのトラブルは、夫に対する兄妹としての嫉妬心から来ていることがほとんどであるため、あまりラブラブな姿を見せれば見せるほど関係が悪化してしまいがちです。

夫の実家にお世話になっている場合などは特に、小姑の前ではフラットな関係性をみせるようにしましょう。逆に夫に当たったりするのも逆効果なので、あくまで普通の夫婦関係を装うというのがうまくやっていくために大切な振る舞い方です。

実家から離れるor離れてもらうきっかけを作る

実家から出てもらう

根本的な解決策としてそもそも小姑と会う機会を極力減らすというものもあります。頻繁に顔を合わせる関係だからこそトラブルが起きるのであって、年に何度か会う程度の関係であれば、いびられることなどほとんどないといっていいでしょう。

そのため、実家から離れたところに居を構えるのが、最も平和的で効果的な解決策の一つであると言えます。

また逆のアプローチとして、小姑に相手をそれとなく紹介するなどして実家から離れてもらうというのも効果的な方法でしょう。いずれにせよ小姑との物理的な距離を遠ざけることは、問題解決に非常に有効です。

関連:嫁や旦那の実家に住む場合のメリットデメリット

もし同居しており現在、小姑とトラブルを抱えているならば、最も早い解決策は別居するということです。そもそも、結婚した2人が両親と住むだけならともかく、そこに未だに結婚していない姉妹も一緒に生活をするというのはなかなか簡単ではありません。

そもそも結婚して親とは別居していたとしても、その親元にまだ結婚していない兄弟が生活をしていたりすると、年末年始などでさえも帰省はしにくいものです。ですから同居が難しいというのは当たり前です。

小姑との同居によってストレスが溜まっているならば、小姑が家から出ていくか自分たちが家から出て行くか、ということを考えた方が良いでしょう。とは言え、やはり小姑に出て行ってもらうというのは小姑自身が問題を抱えていない限り簡単ではありません。

また、自分たちが結婚した立場であり、自分たちで1つの世帯を築いているわけですから、自分たちが独立するということを考えた方が健全です。

親戚というのは近くに住んでいると便利なものではありますが、近すぎると厄介なものでもあります。ですから冷めきらない程度の距離を保った状態で別居するというのも大切な判断です。

いっそのこと友達のように接してしまう

友達のように接してしまう

そして、3つ目の解決方法は、小姑に対して友達のように接してしまうという点です。

小姑が兄妹を大事に思って、お嫁さんに敵対心や嫉妬心を覚えてしまうという原因については語りましたが、兄妹の相手が気心知れた自分の友人であった場合には、通常そこまで悪い感情は抱かないものです。それどころか、逆に家族になれてうれしいとまで思ってくれることもあるので、実現することができればこれ以上ない方法でしょう。

たとえ小姑のことが嫌いであっても、相手から一方的に好きになってもらえば問題はまるっと解決してしまうのです。小姑と女友達のような関係を築くという方法は、非常に前向きで建設的なアプローチとなります。

しかし、3つの目の方法は実践しようとしてもなかなかコツがわかっていないと難しいものですよね。嫌いな相手と仲良くなる方法、ましてやそれが小姑となるとどう振る舞っていいかわからないという方も多いでしょう。

そこで最後に、嫌いな小姑に好きになって貰う方法について一緒に考えてみるとしましょう。

夫婦2人だけの時間を持つ

小姑との問題にフォーカスしていますが、一番大切なのは夫婦の関係でしょう。近くに親戚がいたり、姑・小姑と同居しているという場合などは特に二人の時間を少しでも多く捻出することに頭をつかうべきです。

夫婦の時間を忘れてはいけません。これは小姑と同居している時だけではなく、姑や舅と同居している時も同様です。家族という括りではなく、夫婦という括りを持つことも大切なのです。

また、どうしても夜の生活がうまくいかない、ちょっとした買い物も二人で行けない等ということであれば、場所を変えるということも大切です。不満を持ち始めてしまうとその不満はなかなか消えません。しかし、自分1人の力ではどうすることもできないのであれば、どうにかなる方法を考えましょう。

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嫌いな小姑を好きになる&好きになってもらうには?

今まで嫌いな小姑と上手く付き合っていく方法について論じてきましたが、やはりもっとも良いのは嫌いな小姑を好きになって、互いに友人のような良い関係を築くことです。

そうすれば、夫や姑との関係もうまくいき、家族の一員として皆に認めてもらうとことで様々な場面で有利に働きます。それでは実際に小姑と真の意味で良い関係を築く方法について解説していきます。

小姑とは結婚前から仲良くなっておく

一緒に旅行など行く

最も効果的で簡単な方法は、付き合っている頃から頻繁に実家へと向かい、小姑との関係を築いていくということです。

いきなり兄妹を獲ってしまうのではなく、彼氏と一緒に三人で遊んだりして関係を深めていくことで、案外簡単に友達になることが可能です。小姑のお姉さんもしくは妹のような存在にはやいうちになっておけば、同居するようになっても良い関係は続くことになるでしょう。

まだ結婚の前段階にいるカップルであれば非常に有効な方法なので、積極的に将来の小姑とか関わってみてください。

実は小姑も困っている?小姑を理解ししてみよう。

その一方で、実は小姑には悪気がない、むしろ仲良くしようとしている、口出しも助言のつもりだった、などということもあるものです。自分が苦手意識を持ってしまうことにより、どうしても相手の言動を誤解してしまうということがありますよね。もしかしたらその状態に陥っているのかもしれません。

ですから、もう無理と思ったとしてももう一度小姑を理解してみようと努力してみましょう。小姑の口調がきついと思ったとしても、もしかしたらそういう性格なのかもしれません。

口出しをされていると思ったとしても、本当は助けようとしているのかもしれません。子供の離乳食が作れない、キッチンから出て行ってくれない、と思っていたとしても、もしかしたら離乳食などに関心を持ってくれるかもしれませんし、子育てなども手伝ってくれるかもしれません。

自分から一声かけてみれば状況が変わるという事は十分に考えられることです。

共通の話題を見つける

共通の話題で仲良く

いきなり同居することになってしまったという場合には、やはりその分関係を改善していくことは難しいです。

しかし、人間関係と最初からうまくいくことなんて実際はほとんどありません。まずは共通の話題を見つけることから始めてみてください。相手を観察したり、夫に話を聞くなどして小姑がどんなものが好きなのか理解してあげましょう。自分と同じ物事に興味を持っていたり、実際に話しが弾んだりできれば仲良くなることは簡単です。

最初はぎこちなくてもそれとなく、話題を投げかけてみましょう。きっとそのうち相手からもコミュニケーションを測ってもらえるようになり、段々とその関係は修復されていきます。

また、どんな形であれ相手からプレゼントされるというのはうれしいものなので、小姑の誕生日や記念日の際には、相手が気に入るようなプレゼントを送ってあげましょう。そのプレゼントから話題が続いて親密度を一気に深めることも可能です。

夫を介して小姑と仲良くなっていく

結婚前から仲良くしよう

しかし、どうしても通常人と人が仲良くなる方法は取りづらい等場合もあることでしょう。互いに憎み合うくらいに嫌い合っている場合は、一対一で話題を見つけようとしてもトラブルになってしまうことさえあります。

そんな時は、夫の存在を上手く利用しましょう。小姑との関係が悪くなる主な原因は、夫のことを取られたくないという部分にありますので、夫の事自体は小姑は良く思っているケースがほとんどです。そんなわけで、夫と嫁と小姑の三人で何かを一緒にするということから始めるのが、悪化してしまった関係を改善する契機となるのです。

とはいっても最初は何から始めても良くて、大切なのはその行為によって両者に会話が生まれることなので掃除でも映画を見ることでも良いんです。夫が中心に立った中で三人で会話をしていくことで、普段嫌な部分しか見えないお互いの良い部分が見えていくようになるのです。

意外とお互いが悪い人間でないとわかれば後は仲良くなっていくだけでいいんです。嫁小姑としての関係性を取り払って互いに向き合うことで、初めて対等で良い関係を気づいていくことができるのです。

同居している場合はプライバシーを尊重する事を意識する

同居するケースであれば、やはり良好な関係を築きたいですよね。もしも小姑と同居することになったら、お互いにプライバシーは尊重するようにしましょう。確かに新しい姉妹ができあがるわけですから、仲良くなれればそれにこしたことはありません。

しかし、片方はとても喜んでいるのに対してもう片方はそこまで喜んでいないなど、温度差が生じてしまうこともあるものです。

小姑にしてみれば、新しい姉妹が結婚して家に来るわけですから色々と助けてあげたいと思うこともあるでしょう。女同士話が弾むと楽しみにしているかもしれません。しかし、だからといって干渉しすぎてしまうと、なかなか大変です。

ですからお互いに相手のプライバシーを尊重するようにしましょう。もしも小姑が干渉しすぎるという場合、自分なりの努力をした上でパートナーの助けを求めることが重要です。

まとめ

嫁と小姑は確かに何かとトラブルが起きやすい関係であり、多くの問題を抱えている過程が多いというのが現状です。世代の近い女同士ですので輪をかけて嫉妬心が芽生えることで、その問題が根深く大きくなってしまいがちなんです。

こういったトラブルの解決策は、距離を離すから近づくかのどちらかに限られます。前者は、関係を極力断ち切るという方法であり、穏便に済ませるという意味では良い方法です。どうにもならない場合だってありますから我慢ならない時はこちらを選択しましょう。

しかし、距離や世代が近しいということは、嫁小姑という関係がなければ本来なら誰よりも仲良くなることのできる関係性でもあるという事も知っておいてください。互いに遠慮がある微妙な距離であるからこそ問題が起きてしまうので、いっそのこと対等に話し合うことができれば解決する可能性だって大いにあります。

家族仲良く付き合っていくのが最も理想的な形ですので、どんなに嫌いな相手でもまずは向き合ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。一度良い関係を築けさえすれば、嫁と小姑は互いに助け合っていくことができる最も近しい存在同士となりうるのですから。

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