喧嘩・トラブル・アクシデント

子供の前で夫婦喧嘩をすることのメリット・デメリット

2018/09/27

どんなに小さな子供であっても、親の影響を必ず受けます。そのため親は子供の年齢に関わらず、この点を常に思いに留めて生活していかなければなりません。

しかし完璧な親などいません。必ず誰にでも欠点や弱点があるものです。それでも子供の前で見せてはいけない親の姿があるのも事実です。たとえば夫婦の間で生じた問題が引き金となり、子供の前で夫婦喧嘩をすることです。

子供が家族とはどのようなものなのか、そして夫の妻に対する扱いや妻の夫に対する扱いを学ぶ最初の機会となるのが、親の様子を観察するときです。

そのため多くの人は結婚して家庭を持ったとき、自分が幼い頃に見た家族像を知らず知らずのうちに再現することになります。夫婦間での問題が多く、常に喧嘩をしていた親の元で育った子供はすぐに喧嘩をするようになり、このような習慣を断つことは容易ではありません。

ではここで多くの夫婦の中でみられる、二種類の夫婦喧嘩が子供に与える影響についてまずは見ていくことにしましょう。


一方的な喧嘩

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夫婦双方が一歩も引かず、お互いが罵り合うような喧嘩はどちらかというと少ないかもしれません。その一方で夫、もしくは妻が激しく配偶者を罵り、勝敗が常にはっきりしているという夫婦喧嘩が多くみられます。

このような喧嘩の場合、子供は罵られている親を見て哀れな気持ちを抱くようになります。しかし父親が母親に罵られてばかりいる場合、夫として家族をリードする人が妻のいいなりになっている姿を見て、父親を軽蔑するようになることもあります。

幼い娘の前で母親が常に父親を罵る場合、将来家庭を持つ娘も同じようにして夫を罵るようになることがあります。また息子の前で母親が父親に対する不敬な態度を示し続ける場合、息子は妻が家庭をリードするのが当たり前という感覚に陥り、将来結婚したときに決定権の多くを妻にゆだねてしまうことがあります。

子供に関することで喧嘩

子供の将来を気に掛ける親は、素晴らしい親であるといえます。しかし夫婦間での教育方針の違いにより、喧嘩となることもあります。しっかりとした意思を持つ年齢に達している子供であるならまだしも、親が幼い子供の前で教育方針の違いについて激しく口論するなら、子供は自分のせいで親が喧嘩をしているという罪悪感を感じてしまうことがあります。このようなことが繰り返されると自分など存在しないほうがいいという気持ちを生じさせることもあるために、この種の喧嘩は絶対に子供の前で行うことがあってはなりません。

夫婦喧嘩によるその他の影響

では夫婦喧嘩が子供に与えるその他の影響について、見ていくことにしましょう。

不安や恐怖心

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キレやすい親による突然の夫婦喧嘩は、子供の心に不安や恐怖心を植え付けます。このような親の元で生活していると、ちょっとした物音に体が反応するようになったり、大声を聞くと不安な気持ちになるという状況が生じます。

自分もキレやすくなる

先にも少し触れたように、親の様子を見て育った子供は、それが普通であると考えます。そのため親がキレやすく、すぐに喧嘩をするような人であるなら、子供もそのような人になってしまいます。学校や職場でちょっとしたことが原因で喧嘩をしたり、周りの人を罵るなどの行動に出ることがあります。

心を閉ざす

夫婦喧嘩に巻き込まれる子供もたくさんいます。ときには親に暴力を振るわれたり、罵りの言葉を浴びせられることもあります。そして親に意見すればそれを拒否され、中には生意気な態度をとったとしてひどい暴力を振るわれることもあります。

こうした状況が続くと親に話しかけることが怖くなり、黙りこんでしまうことがあります。多くの時間を共に過ごす親と話をせずにいると、子供は次第に人と話すことが苦手になります。このような連鎖が閉鎖的な状況を生じさせ、自分の思いを口にすることのできない大人へと成長してしまうことがあります。

結婚に対する恐怖心

親が夫婦喧嘩ばかりしていると、「結婚すると喧嘩ばかりすることになる」という間違った考えを子供に植え付けることになりかねません。その結果、結婚に対するネガティブなイメージしか抱けなくなり、異性との接し方に問題が生じるようになったり、結婚に対する曲がった考え方を払拭できないことがあります。

人の顔色が気になる

親が仲良くなるためには、自分がどうにかしなければという感情で満たされる子供もいます。そのため親が喧嘩しそうな状況が生じるとすぐに行動し、それをストップしようとするのです。もちろんこのような気の利く子供は、将来人の気持ちを察することのできる大人になることができます。しかし度を過ぎるほど人の顔色が気になる大人に成長することもあります。

このような大人になるとすぐに気疲れするようになったり、人から自分がどう思われているのかを常に気にするような状況に陥りかねません。このような感情は不安を生じさせることもあり、精神が不安定な状態に陥ることもあるのです。

二面性を持つようになる

夫婦喧嘩が始まらないようにいい子を演じようとする子供もいます。思っていることとは裏腹に、親が喜びそうな態度を示すのです。このような子供は幼い頃から別の自分を演じることを学ぶようになります。

こうした状況が成長した子供に二面性を生じさせるようになります。その結果、容易に嘘をついたり、優等生で通っていたのに急に悪いことを行うようになるなど、驚くような行動をとることがあります。

感情がなくなる

幼い子供の前で親が激しく喧嘩すると、子供は泣きわめくものです。しかしこのような喧嘩が何度も繰り返されると、子供はそれに慣れてしまうことがあります。こうした状況に陥ると親が喧嘩を始めても子供はそれに反応しなくなります。つまり感情がなくなってしまうのです。このような子供は精神に大きなダメージを負っていることがあるために、直ちにケアする必要があります。

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夫婦喧嘩の影響、どのように対処する?

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冒頭でも述べたように、完璧な親などいません。そのため配偶者に対して不満を抱いたり、罵りの言葉を浴びせたくなるような状況に直面することがあります。しかしそれを子供の前で行うことは絶対に避けるべきです。理想的なのは心を落ち着かせ、夫婦だけで話し合うのがベストです。夫婦のどちらかが悪いと決めつけていたような問題でも、実際には夫婦双方に落ち度があるというケースも多々あります。そのため話し合いの場を持つことが問題解決に至る一番の近道です。

しかし夫婦のどちらか一方に落ち度があることが明らかな場合、すぐに謝るべきです。このような態度は子供に自分の非を認め、謝ることの大切さを教えることとなります。たとえ夫婦の間であっても、「ごめんなさい」と謝ることは決して容易なことではありません。しかし謝ることは弱さを示すものではなく、自分の落ち度を認める謙遜さや、夫婦仲を改善したいという正しい動機を抱いていることを示す証拠です。そのため子供が幼い頃から謝ることの大切さを教えるのは、非常に重要なのです。

また取り上げる問題をユーモアをもって解決するように努めることもできます。特に些細なことがきっかけで生じたものは、一度心を落ち着かせてから言葉を柔らかく包んで相手に思いを伝えるべきです。そのようにすることで相手に「次からは気を付けよう」という気持ちを生じさせることもできます。こうした仕方で問題を解決する方法を幼い子供に見せることができれば、成長して家族を持ったときに同じようにして問題を解決することができるようになります。

これまで考えてきたように、幼い子供は親から多くのことを学びますので、この点を常に意識して生活するべきです。

また、子供への影響だけでなく夫婦喧嘩は放っておくと良くありません。下記の関連記事も是非読んでみて下さい。
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