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親に婿入りを反対されたときの解決法

2018/09/27

ここでは実際に私が経験したことを元に、結婚自体には反対ではないが婿入りすることに了解を得られなかった場合の解決法をご紹介したいと思います。


親に婿入りに反対された

親に婿入りを反対されたらどうする?

私は3人兄弟の長男ですが、当時付き合っていた彼女に、出来れば婿入りをしてほしいと言われていました。

私は両親にそのことを話すと、明確に反対はされませんでしたが「色々苦労するよ?」などと遠まわしにあまり良く思わないといった雰囲気をかもし出されたのです。

しかし個人的には婿入りも嫁入りも、どちらの苗字を取るだのという話は、私が一緒にいたいと思った女性と結婚する上で大した問題ではないと浅く考えていました。

そのことが後に婚約が解消されるかもしれない事態にまで陥ってしまうことになるのですが、その後無事解決し結婚することができました。

婿入りとは

まず前提として『婿入り』とは何かを説明したいと思います。

辞書によれば、婿に入って嫁の籍に入ること、とあります。
一般的に婿入りと言えば相手の両親と養子縁組をし、親子関係を結ぶものと思われますが、現代では養子縁組を結ばないものでも婿入りという場合もあります。

もし婿入りの話しがあるのであれば、養子縁組の有無は明確にしておくとよいでしょう。
何故婿入りという方法を取るのかについて、かつて家は男が継ぐものであった時代に、女しか生まれなかった家系がその家系を絶やさないようにするために、二男や三男を婿としてもらい、土地や財産などを含め継承していたという歴史的背景があります。

しかし現代では家は女でも継げますし、土地や財産も男女変わらず均等に分与されるような法律になりました。簡単にいえば、昔の名残がまだ現代に残っているだけなのです。

嫁、婿を気にする人は多い

私が実際に婿入りを反対された際、同世代の友人や会社の先輩や上司と言った年上の世代にも相談をして気が付いたのですが、日本にはまだ女が嫁入りをするのが自然だと考える風潮が強くあると思いました。そしてその傾向は年齢を重ねた人ほど強くなる傾向がありました。

また若い人でも、幼いころから家を継ぐよう良い聞かされていた人は、昔ながらの考え方に固執する人が多かったのです。

つまり、その固定観念に逆らおう(婿入りしよう)とすると、いくらかの反発があることはやむを得ないのかもしれません。

婿入りに関して、どちらの主張も感情論である場合が多い

実際に私が経験したケースでは、妻の家は本家として長年苗字を絶やさずに引き継いできたので、ここで途絶えさすにはご先祖様に申し訳ない、と主張しました。

対する私の両親は、男なんだから普通嫁をもらうわけで、今まで長男の姓が変わる想像など全くしておらず、そちらの一方的な理由で婿入りを認めるわけにはいかない、と主張しました。

正直私からすればどっちもどっちだなと思いました。

妻側の意見は一見正当な理由があるように聞こえますが、実際問題苗字を継いでいったところでメリットはありません。継がなければならないという、その立場にない人には全く理解不能な理由に固執しているようにしか見えないのです。

そういう意味で、男だから婿入りはさせないと固定観念で主張している私の両親と同じであるのです。

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婿になる?夫婦別姓?名字?両家の妥協ポイントを探す

両親との話し合い

両家の意見を聞いていた私は、これでは感情論のぶつけ合いで一向に解決されないと思い、お互いの妥協点を探すことにしました。

妻側の主張を掘り下げて聞くと、要するに生まれる子どもの苗字が妻のものであれば良く、私自身の苗字と養子縁組の有無はどちらでも構わないということでした。

それに対して私の両親は、子供の苗字はどちらでもよく、私の苗字を変えることと、養子縁組することに反対していました。
そこで私は姓に関する法律を調べ、両家が不公平にならず納得する案がないかと調べてみました。

夫婦別姓について

最近よく耳にする『夫婦別姓』について調べました。

夫婦別姓を選択し、子供の苗字を妻のものにすれば解決すると思ったからです。

しかし残念ながら、現在の日本では夫婦別姓は認められていませんでした。

なお海外では夫婦別姓が認められている国は多くあり、日本でも議論が行われているとのことでした。
近い将来認められる可能性が高いようで、今はどちらかの苗字を取るが改正後は別姓を選択することを約束すれば、両家とも納得するかもしれません。

夫の姓で入籍し、子供の苗字だけ変更する

まず夫の苗字で入籍し、生まれた子供が妻の両親と養子縁組をする方法を検討しました。

これにより私は苗字を変えずに、子供だけ妻の姓を名乗り、後継ぎとすることが出来ます。
しかしこれを行うと私達夫婦と子供の苗字が別のものになってしまうというデメリットがあります。

そのことを将来子供が気にして悩む可能性があると考え、この案は却下されました。

また子供が大人になってから事情を説明し、妻の両親と養子縁組をするよう説得する案もありましたが、子供に余計なものを背負わせたくないという意見があったのと、彼女のご両親が健在でなければ養子縁組出来ないという将来へのリスクを踏まえ、却下されました。

夫の姓で入籍し、途中で妻の姓に変更する

これは妥協案ですが、一生どちらかの苗字になってしまうから不公平に感じるのであって、期間を決めて両方の苗字を名乗れば両家とも納得するのではないかと考えました。
彼女側が墓の継承もしてほしいとのことだったので、初めは私の苗字を名乗り、後に変更するという順番で検討しました。

結婚後、途中で苗字を変える方法は3つあります。

1つ目は、一度離婚をし、すぐに再婚をする際にもう片方の苗字を選ぶ方法です。

この方法のデメリットは、戸籍謄本に離婚の事実が記載されてしまう(バツ1になる)ことと、離婚してから再婚をする間に何かあった場合、夫婦として扱われなくなってしまうリスクです。

日本の法律では、離婚した夫婦が再婚をするには最短でも翌日でなければなりません。

万が一その空白期間に死亡などをした場合に、遺族年金が支給されなくなるといった社会保障が得られない事象が起こる危険性があるので、オススメ出来る方法ではありません。

2つ目は、裁判所に姓の変更許可を得ることです。

しかしこれはよほどやむを得ないケースでしか許可されないため、現実的ではありません。

3つ目は、夫が妻の両親と養子縁組をすることです。

養子に入った人は、その親と同じ苗字を名乗らなければならないという法律があります。

また夫婦は同姓でなければならならず、14歳以下の子供は親と同じ姓でなければなりません。
よって、子供が14歳以下の場合に妻の親と養子縁組をすれば、その時から家族全員妻の姓を名乗ることが出来るのです。

私の場合だと養子縁組をすることに反対されていたので、途中で姓を変える方法は難しいと思いました。
しかし1つだけ抜け道がありました。それは、養子縁組を7年以上していれば、養子は縁組を解消したあとも、そのままの苗字を名乗ることを選択出来るというルールです。

どうしても7年間は養子縁組をしなければならないのですが、最終的に解消されるのであれば一時的にされていても良いというケースでは有効な手かもしれません。
しかし私の場合では一時的にも養子縁組をしてほしくないということでしたので、この案もダメでした。

ちなみに子供が15歳以上になってから親の苗字が変わると、子供本人に今の姓か新しいものかを選ぶ権利が生まれます。

子供を必ず親と同じ姓にしたいのであれば、子供が14歳までに姓を変更するのが良いでしょう。

妻の姓で入籍し、夫の両親には特典をつける

これまでは法律を踏まえて妥協点を探し両家に提案してきましたが、どの案も良いところもあれば悪いところもあり、互いに納得する結論は出せませんでした。

そこで今度は、姓を譲る代わりに他の条件を良くして公平さを保とうと考えました。

具体的には、お正月やお盆などは夫の実家で過ごす、年に1回は夫の家族と旅行する、月に1回は会いに行く、などです。

最初にこの案を出したときは、姓が大事であってそういうことじゃないんだよ、と言われたものですが、結果的にはこの提案が非常に良かったと感じています。

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婿入りを反対されてから、実際にどうなったか

夫の実家をベースに

最終的に私の場合どうなったかというと、私は妻の姓をとり、養子縁組はしませんでした。

そして将来夫婦別姓が日本で認めらるようになったときには、私が姓を戻すことにしました。

加えて、正月やお盆などは私の実家で過ごし、月に一回は両親に顔を見せることを約束することで納得してくれました。

話し合いで大切なことは

おそらくこの記事を読んでいるあなたは、自分の意見と親の意見のどちらを尊重すべきかわからなくなっているのではないかと想像します。
私がそうだったからです。

結果として上記の条件で両家と折り合うのに半年もかかってしまいました。その原因として今反省していることは、私は自分の人生のことであるにも関わらず、自分がどうしたいのかということをハッキリと伝えてなかったのです。

みんなが不満なく幸せになれる結婚というのは、なかなか難しいのです。

それを振り切ってでも自分の意見を押し通す程の覚悟がなければ、そもそも結婚など上手くいくはずがないということに気付きました。

私はハッキリと言いました。女が嫁がなければならないとか男の姓を取ることが普通だとかは時代遅れの考え方であり、それによって私が息子ではなくなるとか家族の縁が切れると言ったこともないし、これからも家族を大切にするから相手の姓を名乗ることを許して下さいと。

初めは良い顔をされないどころか、もう実家に帰ってこなくていいというようなことを言われ大変落ち込みました。

しかし私の覚悟が伝わったのか、徐々に理解を得られ、やがて許可を得られました。

勇気を持って伝えましょう

結婚をした今も私の両親が完全に納得したとは思っていません。しかし当初あったわだかまりはかなり薄くなりました。

親が反対するということはそれだけあなたのことを想ってくれている証拠でもあります。

その絆があれば、覚悟を持って伝えることできっとわかってもらえることでしょう。

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