喧嘩・トラブル・アクシデント

夫婦喧嘩から無視が続いている。仲直りできない・無視に疲れたなら!

ささいなことがきっかけとなって勃発する夫婦ゲンカ。
もともとは他人なのですから、考え方や生活スタイルの違いからぶつかることも多いですよね。
そのうえ、家族であるという甘えもあって遠慮のないケンカになってしまうのではないでしょうか。
そんなふうについついヒートアップしてきたところに、相手から突然無視されたことはありませんか?

まだまだ自分の気持ちを伝えきれていないし、解決もしていないのにこんな対応をされるとますますイライラしてしまいますよね。また、無視され続けるというのも居心地も悪くイヤなもの。できれば早く解決して仲直りしたいものです。夫婦ゲンカにおいて無視はよくあることかもしれませんが、「夫婦ゲンカは犬も食わない」と高をくくっていると、大変なことになりますよ。

夫婦ゲンカからお互い無視に

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ケンカをすると精神的にも体力的にも非常に消耗します。それが解決しないままだとモヤモヤしたり、イライラしたり、イヤな気分は続きます。できることなら一刻も早く解決して仲直りしたいもの。
そこで、ママたちに仲直りの方法についてアンケートを取ってみました。

「パパとママがケンカした後仲直りする方法は?」

1位 「特に何もせず自然と仲直りしている」 45%
2位 「話し合う」 16%
3位 「パパに謝罪させる」 9%
4位 「とりあえずママから謝る」 7%
5位 「スキンシップ」 4%
6位 「メールや手紙でメッセージを送る」 2%

4割以上のママが何もしないで仲直りしていると答えました。

「言うことを言ったら、それでおしまいにし、引きずらない。翌朝には、何もなかったふりをする」(5歳・男の子のママ)ケンカをきっかけに自分の思いを相手にぶつけてスッキリさせる人も多いようです。「性懲りも無くケンカが絶えない夫婦なので、どちらともなく普通に戻るようになってきた」(11歳と8歳・女の子、6歳・男の子のママ)このように、ケンカをすることがある種のコミュニケーション手段となっているパパとママも。

自分の希望を伝えたり、お互いの考えが違うことを議論するというタイプのケンカであれば、夫婦として暮らしていくうえでの必要なケンカと言えますし、こういったタイプのケンカであれば特に何もしなくても仲直りができるのかもしれませんね。言いたいことを溜めこんで大爆発させてしまう前に、ケンカでうまくガス抜きをしているともいえそうです。

一方で、解決のために話し合いや謝罪が必要なケンカもあります。きちんと話し合ってから仲直りしたいという気持ちがあっても、うまくいかなくて何もしないままになってしまうこともあるようです。
「ちゃんと話し合いたいけど、状況が悪化するだけで解決に向かわないから特に何もしない」(6歳・男の子のママ)

ただでさえケンカの後ですからムードは険悪。とことん話し合ってから仲直りしているというママでさえも、ケンカのあとの話し合いは「これが疲れる」(8歳・男の子のママ)とぼやきます。そのせいでしょうか、こんなコメントも寄せられました。

「絶対に主人は謝らないし話さなくなる」(5歳・女の子のママ)「私が腹を立ててても、旦那は何も言い返すことがなく…」(5歳・男の子のママ)ケンカのときにだんまりを決め込むパパは少なくないようです。さらなる争いを避けているのか、はたまた逃げているのか…? 夫婦ゲンカをきっかけに相手を無視し、冷戦状態に突入してしまうのです。無視が始まってしまうと仲直りどころではなくなってしまいます。

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夫婦の会話がない状況が続くと危険

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ケンカの後に無視が続くということは、夫婦の会話がなくなるということ。ただ家庭の雰囲気が悪くなるだけではなく、コミュニケーションが取れないということです。ケンカをしてなぜ腹を立てているのか、相手にどうしてほしいのかがまったく伝わらないため、ただ会話がないだけではなくケンカの原因についても解決できず放置することになります。

「九州男児は絶対謝らないしふてくされてすぐ部屋にこもるお子ちゃまだから疲れる」(6歳・男の子のママ)無視をされるほうにはケンカのたびにストレスが蓄積していきます。「本当は納得いかないけど仕方ないと自分に言い聞かせてる」(8歳・男の子のママ)自分の考えや意見を受け止めてもらえないばかりか、無視をされてしまうと相手に拒絶されたと感じ、そのうちに何を言ってもムダだと思うようになってしまいます。

次第に、結婚生活に対して嫌気や諦めが生まれ、パートナーへの心も離れていくことに…。円満な結婚生活を送ることを諦めてしまうので、浮気に走ったり、ついには離婚…という事態を招くおそれも。また、子どもがいる場合は夫婦だけの問題ではなく、子どもへの影響も心配です。

そもそも、なぜケンカから無視が始まるのでしょうか。
これ以上ケンカしたくないから?
自分は悪くないと思っているから?
口を開いたところで、相手に勝てないと思っているから?
それとも、怒りが収まるのを待っているから?
実は、このどれもが無視が始まる理由なのです。

アンケートに答えてくれたママたちにも、思い当たる節がいくつもありました。

「パパの名言 『悪いとは思ってるけど、謝りたくない』」(3歳・女の子のママ)このように、プライドが邪魔をして自分の非を認めることができず、黙ってしまうパパもいました。

ケンカで頭に血が上ったままだと、さらなるケンカが勃発する恐れもあります。「怒りがおさまるのを待つ。時間がたてば冷静になれる」(4歳・男の子のママ)冷静になるためには時間が必要だというママもいます。これはパパも同じで、頭をクールダウンさせるためにも無視という手段を取る場合もあるようです。特に男性はホルモンの影響から激しい怒りが暴力行為につながることが女性よりも多いのだとか。DV(家庭内暴力)を避けるためにも、無視して冷静であろうと努めるのだそうです。

無視をされると、ますますイライラして攻撃的になったり、悲しくてすがりたくなったりもしますが、無視に対しては逆効果です。ここは少し落ち着いてどんと構えましょう。無視は夫婦ゲンカにおいて必要な冷却期間でもあるようです。

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夫婦喧嘩中の無視を終了させるおすすめの方法を紹介

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ケンカの収束のため、ときには無視だって必要なようですが、やはり無視は気まずいですし、長く続くと心へのダメージも大きく苦痛です。できることなら早く終わらせたいもの。そこで次は無視を終わらせる方法についてご紹介します。

自分の理想の夫婦に近づけるように普段から努力しているというママは、「ケンカしてても、でかける前のキスはする」(5歳・男の子のママ)と言います。無視が続いていたとしても、いつもと同じ日常のあいさつやコミュニケーションは心をほぐしますし、無視を終わらせるきっかけになります。ケンカ中のキスは上級者向けかもしれませんが、「おはよう」や「いってらっしゃい」のあいさつなら声もかけやすそうです。子どものことでの伝達事項でもいいでしょう。もし相手が無視をやめるタイミングを失っているとしたら、いつも通りに接してくれるほどありがたいことはないはずです。

また、仲直りの方法としてアンケートの選択肢にもあったメールや手紙でメッセージを送るのも有効な手段です。直接話していると、ケンカのイライラからつい余計なことまで蒸し返してしまうこともありますよね。その点、言いたいことを冷静に伝えることができるのがメールや手紙のいいところ。つい感情的に怒ってしまうタイプの人にはメールや手紙は特におすすめしたい方法です。

相手の様子を見て、冷静に話ができそうだと判断したらいよいよ話し合いです。「一度間をおいてお互いが落ち着いてから冷静に話し合う。そうすると自分の反省点も見えてきて、自然に謝ることができる気がします」(8歳・女の子、3歳・男の子のママ)目的は話し合うことで問題を解決することであり、ケンカを再燃させることではありません。
そのためにも、無視の発端となったケンカのときのような態度はNGです。またヒートアップしそうだと不安な人は、事前にメールで自分の思いを伝えてから話し合いに臨むといいかもしれませんね。

無視を終わらせるために自分から働きかけることに納得がいかない人もいるかもしれません。けれど、これはけっして「負け」ではないのです。
勝ち負けなんて考えて相手を負かそうとするからこそ、無視につながるようなケンカになってしまいますし、無視されたからといって自分も相手を無視するようでは険悪な状況からは抜け出すことができません。目的は、無視を終わらせて夫婦が仲良く過ごすこと。勝ち負けではないのです。

お互いに相手を尊重しあってこそ、円満な夫婦関係が築けるのではないでしょうか。

次は、夫婦喧嘩の長期化や解消のコツについて見ていきたいと思います。

夫婦喧嘩の代表的な理由

どんなに仲の良い夫婦であっても、夫婦喧嘩の1度や2度はあるはずです。赤の他人がひとつ屋根の下に暮らすのですから、喧嘩をするのは当然だと言えます。

しかし 、喧嘩ばかり続いてしまうと、最終的には離婚になる可能性も高いのでフォローが必要になります。それが仲直りをするきっかけを作る方法なのです。

夫婦喧嘩をしても仲直りをするきっかけを作る方法について紹介します。

まずは、どんなことで夫婦喧嘩になるのか、その原因について考えてみたいと思います。

夫婦喧嘩の長期化

夫婦間で起こる些細なことの積み重ね

夫婦間では、毎日些細なことで喧嘩になることが多いです。 新婚カップル場合は、相手に気を使っているのでストレスを感じることになったとしても、理性でそれを抑えようとします。

しかし結婚生活が長くなるにつれて、慣れが生じて、今まで溜まっていたストレスが抑えられなくなり、喧嘩に発展しまうことが多いです。

特に問題ではない、些細なことであったとしても自分が気に食わなければ相手にあたることもあるのです。

相手が失敗したことによる怒り

どんなに努力して、一生懸命やったとしても、失敗をすることもあります。相手が他人であればあるほど、相手との距離があるので理性が働きやすく怒りを感じることも少ないでしょう。

しかし、夫婦と言うなんでも言い合える関係になればなるほど相手が失敗した時に、自分の感情をぶつけやすいものです。大きな失敗はもちろん、小さな失敗であっても怒りをあらわにする夫婦も珍しくありません。

子供の教育に対する考え方のずれ

夫婦になり子供が生まれると、夫婦の関係が少し変わっています。
結婚して間もない時は、相手のことを思いやって生活をしていますが子供が生まれると同時に、感情が子供に向きます。

子供の将来を考えて、夫や妻がそれぞれの考え方を子供に押し付けようとします。

共通している考え方であれば、夫婦の喧嘩は少ないですが、子供に教育に関する価値観が違うと大きく、夫婦喧嘩は多くなることもあります。

浮気

浮気を追求される夫

夫婦間中で、一番問題になるのか浮気の問題です。

以前では、男性が浮気をすることが多かったですが最近では、女性の浮気も多くなっています。

これは、女性の社会進出が一つの要因になっているようです。今までは、男性社会だったのでお金を持っている男性が自由に動くことができて、家庭の中で一番力のある存在だったことも関係しています。

しかし今では、女性も働く時代になり自分で稼げるようになれば男性と同様に浮気をすることも可能になったのです。

また、浮気に関して以前よりも世間体を感じなくなったのも要因の一つです。浮気問題の原因で、喧嘩が絶えない生活になってしまったという話は今と昔と変わりませんが、その内容が多少変化しているようです。

経済的な問題

結婚してからまもない時には、 お金よりも愛情と考えていた夫婦も年を重ねるごとに、お金のことで喧嘩になることが多くなります。

夫婦になって生活をすれば、毎日のやりくりで頭を抱えることになります。稼いでくる給料は一定ですから、納得できない趣味やパートナーに断りもなくお金を使い過ぎてしまって喧嘩になるということはよくあることです。

子供がいるとなると、それ以上にお金のやりくりは大変になりますから日頃のストレスも重なって、夫婦の喧嘩が絶えないこともあります。

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コミュニケーションは夫婦喧嘩の長期化予防に不可欠

夫婦のコミュニケーション

夫婦喧嘩が長引くと次第に夫婦間の会話がなくなり、最終的には配偶者にどのように接したら良いのかさえわからなくなってしまうことがあります。

中には仲直りをしたいと感じてもあまりに長い間口をきいていなかったために、「ごめんなさい」の一言さえ言い出せないという状況に陥ることさえあります。

このような気まずい思いを経験したくないのなら、夫婦喧嘩をなるべく早めに解決しなければなりません。

では配偶者の言動に怒りを感じたとき、どのように自分を制して問題を解決できるのでしょうか?その方法のいくつかを見ていくことにしましょう。

仲の良い夫婦は普段から良くコミュニケーションをとっています。ではなぜコミュニケーションは夫婦喧嘩の予防に役立つのでしょうか?その理由は下記の通りです。

相手を良く知ることができる

物事に対する考え方は人それぞれ異なります。これは夫婦に対しても言えることです。恐らく配偶者に対して怒りを覚えるシーンのほとんどは「何でこんなことも理解できないのか」と言った思いや、「こんなことをするなんて、考えられない」といった気持ちによるものでしょう。

しかし冷静になって考えてみると、このような怒りは自分中心に物事を考えているゆえに湧き起るのであり、相手の気持ちを理解していれば生じることはありません。

たとえば配偶者が自分のことを思ってある種の行動を起こしたとします。しかしそれが思う様にいかず、失敗に至ったときに「何をやっているんだ」と吐き捨てるのであれば、配偶者は気持ちを害してしまうでしょう。それとは対照的に配偶者はどのような動機に基づいて行動したのかを考えるなら、怒りを退けて夫婦関係を円満に保つことができます。

配偶者の動機を理解するためには、自分中心で物事を考えることがあってはなりません。先にも述べたように、結婚は文化や育ち、そして個性の異なる人が一緒に生活することですので、「自分だったらこうする」という考え方に固執することがあってはならないのです。「自分の配偶者は何を考え、どのように行動するのか」といったことを常に知っておく必要があるのです。この点でコミュニケーションは大きな役割を果たします。

信頼関係が生まれる

夫婦の信頼関係

配偶者と良いコミュニケーションをとるためには会話が不可欠です。たいていの場合、会話の糸口は気遣いや感謝の言葉で始まるのもです。たとえば夫が仕事から帰宅し、妻に対して「ただいま。今日はどんな一日だった?」という言葉で会話を切り出すとしましょう。
すると妻は夫が自分のことを気にかけていることを実感し、何でも話してくれます。逆に妻が帰宅した夫に対して「お疲れ様。仕事どうだった?」と質問すると、夫は妻の優しい一言を嬉しく感じ、話し始めることでしょう。

また夫婦が一日の出来事を包み隠さず話せば、配偶者がやましことを何一つ行っていないことを実感できます。このような状況は夫婦の間に信頼関係を生じさせます。信頼関係が培われていれば、仮に配偶者の言動に怒りを感じることがあっても、それが衝動的なものであったり、単なる意見や感じ方の相違であることを理解できます。

その結果、怒りがいつまでも収まらなかったり、夫婦喧嘩が長期化することはありません。

ときには勇気も必要

夫婦関係を専門に研究している専門家、ジョン・M・ゴットマン、そしてナン・シルバーは「結婚関係を永続させるには,勇気と決意とめげない心が必要である」と述べています。場合によっては単なる会話だけでは配偶者の考えを理解できないこともあるでしょう。そのようなとき、勇気を出して「なぜあんなことをしたの?」と単刀直入に尋ねることが必要です。

配偶者の行動を理解できない状況がいつまでも続くと信頼関係が軽薄になり、やがて不満が爆発してしまいます。このような状況を避けるためにも、必要な場合は率直な質問を投げかけるべきです。

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夫婦喧嘩を長期化させる言葉

言葉と行動は配偶者の怒りを招くことがあります。逆に言葉と行動により、配偶者の怒りをなだめることも可能です。ではどのような言葉が夫婦喧嘩に影響するのか、この点を考慮してみましょう。

簡単な言葉で夫婦喧嘩を解決

実のところ、簡単な言葉を述べるだけで夫婦喧嘩の長期化を防げることがあります。

たとえば「ごめんなさい」という言葉です。夫婦間で意見の相違が生じ、どちらも自分が正しいと言って譲らないのであれば、状況は平行線を辿るにすぎません。しかしどちらかが折れれば、夫婦喧嘩はすぐに終わりを迎えることができます。

もしかすると「ここでごめんなさいと言ってしまうと、相手が調子に乗るかもしれない。今後のためにも、絶対にごめんなさいは言わない」と決意することがあるかもしれません。

しかしこのような強情さは夫婦喧嘩の長期化を招く可能性があり、問題が想像以上に深刻化することがあります。このような状況を経験するよりも、素直に「ごめんなさい」と謝ったほうが良いのは言うまでもありません。

中には自分の非を認めているものの、「ごめんなさい」と言う勇気がないという人もいます。このような人はメールで自分の気持ちを伝えることができるかもしれません。また主婦の立場であるなら、夫の好きな料理を準備して帰宅を待つというのも一つの方法です。

また子どもがいるのであれば、子どもを伝達係として配偶者に「ごめんなさい」を伝えることもできます。当然のことながら一番効果があるのは面と向かって謝罪を述べることですので、間接的な方法で誠意が伝わらない場合は意を決して自分の口で「ごめんなさい」の言葉を述べるべきです。

また「ありがとう」という言葉にも大きな効果があります。もしかすると「自分は何もしていないのに、なんだか配偶者の機嫌が悪い」という状況を経験したことがあるかもしれません。多くの人は自分が配偶者に対して行ったことに感謝の言葉を述べてほしいと感じています。

しかしその思いに気づかず、配偶者の気遣いに対して感謝の言葉を述べないのであれば、気分を害してしまうことでしょう。そのためどんなに小さなことでも配偶者が自分に行ってくれたことに対して「ありがとう」と述べるなら、夫婦喧嘩の種をまかずに済みます。

配偶者が気にしていることは言わないようにする

配偶者が気にすることを言う

自分にとっては些細なことであっても、配偶者にとっては大きなダメージとなる言葉があります。たとえば妻が夫を他の男性と比較し、「お隣の旦那さんの給料、すごく高いんだって」と言ったとしましょう。

このような言葉を自分に対する嫌味として受け取ってしまう男性がいます。また同僚が自分よりも先に昇進したり、出世できずに悩んでいる男性の場合、妻のこのような発言は大きな怒りを生じさせ兼ねません。

また妻に対して夫が「太ったね」とか「昔のほうがきれいだった」などと言った場合、怒りを感じる女性もいます。

もしかすると夫は軽い気持ちで言ったのかもしれませんが、容姿を気にしている女性にとっては大きなダメージとなる言葉です。こうした言葉によって夫婦喧嘩が生じ、それが長期化することもあるのです。

親しい中にも礼儀あり

多くの人は家族であるがゆえに、配偶者に対して思ったことを何でも言ってしまう傾向にあります。

しかしそうした状況が夫婦喧嘩の発端となり、場合によっては長期化して深刻な問題を招くことになります。この点を考慮し、たとえ配偶者であっても相手が傷つくような発言は避けるようにするべきです。

また知らず知らずにうちに相手を傷つけていたのであれば、「何か傷つくようなこと言った?悪気はなかったんだけど、不快な思いをしたのなら謝るよ」と言って素直に自分の非を認めるべきです。

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深刻な状況を招き、夫婦喧嘩が長期化するケース

夫婦喧嘩が長引くとき

場合によっては夫婦間の問題が深刻なものとなり、それが長期にわたって解決できないという状況も生じます。ではどのようなケースでそうした問題に陥ることがあるのか、また気をつけるべき点は何なのか、これらの点について見ていきましょう。

子どもの教育

夫婦にとって子どもの教育は最大の関心事の一つです。そのためこの点における夫婦間の意見の相違は、長期化する夫婦喧嘩に発展し兼ねません。配偶者の一方が子どもに高等教育を受けさせたいと考えているものの、その一方が賛成しないケース、配偶者の一方が子育てに全く関与しないケース、そして子どもが親の言うことを全く聞かず、その責任を擦り付け合うといった状況で生じた夫婦喧嘩の場合、簡単に解決しないことが多々あります。

「夫は仕事を行い、生活に必要なお金を稼ぐのが主であり、子育ては妻が行う」と考えるのは間違えです。子どもは父親、そして母親双方の助けを必要としています。そのため子どもが生まれる前から、「子どもは夫婦で育てるもの」という点をしっかりと理解しておくべきです。

配偶者以外の異性と親しくなる

これは夫婦間に大きなダメージを与える重大な出来事となります。たとえ一線を越えないとしても、自分の配偶者が他の異性と親しくしているのを知って心地よく感じる人はいません。そのためこうした感情を常に心に留めておく必要があります。

またこのような言動は配偶者に対する信頼関係を失わせる要因ともなります。配偶者が信用できなくなると様々な問題が生じるようになりますので、今後のことをしっかりと考えて行動すべきです。

子どもの前での喧嘩はNG

長期化する夫婦喧嘩は夫婦のみならず、子どもにも影響を与えます。夫婦の仲が悪いとそれを見ている子どもが結婚に対する嫌悪感を抱いてしまったり、安らぎを生じさせる場所がどこにもないと感じてしまうことがあります。もちろん夫婦喧嘩は早急に解決されるべきですが、万が一長引いてしまう場合は子どもの前で言い争いをしたり、配偶者をののしるような発言は避けるべきです。

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スムーズに夫婦喧嘩から仲直りする方法・コツとは

夫婦の仲直り

夫婦喧嘩は、生活をしていれば必ず起きることです。これから結婚を考えているカップルは、あまり聞きたくないとは思いますが全く喧嘩をしないで結婚生活を送ることは不可能に近いかもしれません。

夫婦喧嘩がきっかけで別れてしまう夫婦も実際にありますが夫婦喧嘩をしたからといって、必ずしも夫婦が別れるわけではないのです。

問題なのは、喧嘩をしても仲直りできるかが大切なのです。では早速夫婦喧嘩の仲直りの方法について紹介したいと思います。

仲直りの雰囲気作りをする

些細なことで夫婦喧嘩になった場合、ちょっとしたきっかけで仲直りできることが多いです。ですから、ある程度時間が経ったら仲直りできるように雰囲気づくりを大切にすることです。

人間の怒りというのは、長くは続きません。相手に怒りをぶつけるのも 、大変疲れるのです。ですから怒りをぶつけにも限界があるのです。

まず最初にすることは、相手の顔を見ないで時間を取ることです。そして、テレビなどつけると良いでしょう。音が鳴っていると、リラックス効果が生まれので怒りも和らぎます。テレビ内容も考える必要があります。 あまりにシリアスな内容のものであったり、夫婦喧嘩をしている内容のテレビであると夫婦喧嘩を再発することになってしまうので、笑い声が聞こえるようなバラエティ番組をかけると良いでしょう。
何かのシーンでクスッと笑ってしまったら、相手も許せてしまうそんな雰囲気になることも多々あります。

明るい雰囲気を作ると、仲直りをするきっかけになることが多いです。

手紙を書く(コミュニケーションの媒体を多岐化する)

夫婦喧嘩をして、謝りたいけれども謝るきっかけが見つからない時には手紙を書いて、机の上に置いておくのも一つの手です。

日頃の感謝の気持ちや、日頃言えなかったなどを誠意をもって手紙にすることは仲直りをする上でも非常に有効的な手段の一つです。

このことがきっかけで、解決するとともに、それ以上に相手に対する愛情が増すこともあります。

女性は、手紙を書くことはそれほど抵抗ないでしょう。

しかし、男性は手紙を書くことが苦手な人が多いです。うまく書こうとせずに、素直に思ったものを書くのが一番です。

第三者を入れる

どうしても謝りたくない、かなり夫婦喧嘩の内容が深刻な場合は時間をかけても難しい場合が多いです。らちがあかないときには、第三者を入れるのは非常に有効的です。

夫婦の場合だけではなく、例えばお笑いで二人組のコンビと三人組では、三人組の方が圧倒的に解散率が低いです。お笑いのことで喧嘩になったとしても、残りの一人が仲裁に入ってくれるのです。

ですからたとえ喧嘩をしたとしても、解散だけは免れることが多いです。

しかし、二人組であると喧嘩になった時に仲裁する人がいないので仲が悪いまま解散することが多いのです。それは夫婦でも同じことで、どっちも引けないような場合は第三者が間に入ると夫婦お互い冷静に考えようとするのです。

意図的にどちらかが折れる習慣を持っておく

一番手っ取り早い方法は、夫婦喧嘩をしたらどちらが謝るということです。

夫婦どちらかが謝ってしまえば、問題は解決してしまいます。

ただの喧嘩であれば、謝ったほうが負けという考え方がありますが夫婦間であれば少し話は違ってきます。

夫婦喧嘩を喧嘩と同じように考えれば、勝ち負けになってしまいますがお互いに憎みあって一緒になっているわけでははないので勝ち負けで夫婦喧嘩を考えてしまうのはナンセンスなのではないでしょうか。

手のひらで転がすという言葉があるように、謝ったふりをして夫婦の関係をうまくコントロールする考え方もあります。

とにかく夫婦は、ライバルではないのですから上手なやり方を考えてみましょう。

記念日にプレゼントを渡す習慣を作っておく

プレゼントを渡す夫

もし夫婦喧嘩をした時が、相手の誕生日前だったり、記念日前だったならばこれを利用して、相手にプレゼントを渡すというのもそれではないでしょうか。

夫婦喧嘩をしている間柄の場合、普段からプレゼントを渡すという習慣があまりないことが多いです。

これを機会に、思い切って相手にプレゼントを渡せば、上手くいけば喧嘩が収まるところが、今まで以上に良い夫婦関係になることもあるのです。

しっかりと相手のことを考えて、プレゼントは慎重に選ぶようにしましょう。

また、習慣にしておくことが大切ですので1回あたりのプレゼントは金銭的に継続可能な範囲に抑えておくのがポイントです。大切なのはあくまで気持ちですから。逆に問題が大きくなってからビッグなプレゼントをしても効果が薄いものです。

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夫婦喧嘩を未然に防ぐ

最後に夫婦喧嘩を未然に防ぐ方法を紹介したいと思います。
夫婦喧嘩をしてしまった時には、仲直りをするきっかけを考えなければなりません。

しかし夫婦喧嘩があまりにも多い場合はその都度仲直りのきっかけを作るのはとても大変な作業といえます。そのような煩わしい作業を減らすためにも、喧嘩をしないように夫婦喧嘩を未然に防ぐ方法について考える必要があるのです。

挨拶をかかさない意識を共有する

夫婦生活を振り返ると、気が付くことがあるのではないでしょうか。

お互いに生活し始めた頃は、ちゃんと挨拶をしていたのにも関わらず今では、顔も合わせないということがあるのではないでしょうか。
夫婦喧嘩に至ってしまうケースとして、普段から余り会話がないことが多いです。

相手が返事をしなくても、自分の方から挨拶をし続けるとそのうちに挨拶を返してくれるようになります。
それが会話のきっかけとなって、夫婦生活がスムーズになることが多いです。

あえて、「さっきおはようって言ったけ?」と確認し、少しでも多くコミュニケーションを取る意思があることを示すのも有効です。

思いやりを持つ

はじめのうちは、お互いに思いやりをもって接していたのにも関わらずだんだんとお互いを空気のような存在になって、相手に対しての思いやりがなくなってしまうことが多いはずです。

そうなると、夫婦喧嘩の際に相手に思いやりのない言葉を言ってしまうも多いはずです。

普段から相手に思いやりを持っていれば、たとえ喧嘩になったとしてもどこか頭は冷静で感情的にならずに、スムーズに仲直りすることもできるはずです。

今の生活も悪くないと言い聞かせる

ある程度年齢を重ねると、今までの夫婦生活は正解だったのかと喧嘩をするために悩んでしまうことが多いです。悩みが深刻になると、ノイローゼになることもあるので深刻になる前に、手を打つ必要があります。

そんな時には、今の生活も悪くないと自分に言い聞かせること冷静に保つことができます。お悩み相談などを見ればもっと深刻な夫婦の問題を 知ることになるでしょう。それと比べれば、うちはまだ平和だと考えることできるのです。欲を言えば、夫婦お互いに喧嘩をしたいわけではないでしょう。

しかしお互いに、 ストレスを感じてつい当たってしまうこともあるはずです。そのような時は、一度冷静になってこれも幸せのイベントだと考えましょう。相手がいなければ喧嘩もできないのですから。

子供の前で夫婦喧嘩をすることのデメリット

どんなに小さな子供であっても、親の影響を必ず受けます。そのため親は子供の年齢に関わらず、この点を常に思いに留めて生活していかなければなりません。

しかし完璧な親などいません。必ず誰にでも欠点や弱点があるものです。それでも子供の前で見せてはいけない親の姿があるのも事実です。たとえば夫婦の間で生じた問題が引き金となり、子供の前で夫婦喧嘩をすることです。

子供が家族とはどのようなものなのか、そして夫の妻に対する扱いや妻の夫に対する扱いを学ぶ最初の機会となるのが、親の様子を観察するときです。

そのため多くの人は結婚して家庭を持ったとき、自分が幼い頃に見た家族像を知らず知らずのうちに再現することになります。夫婦間での問題が多く、常に喧嘩をしていた親の元で育った子供はすぐに喧嘩をするようになり、このような習慣を断つことは容易ではありません。

ではここで多くの夫婦の中でみられる、二種類の夫婦喧嘩が子供に与える影響についてまずは見ていくことにしましょう。

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夫婦双方が一歩も引かず、お互いが罵り合うような喧嘩はどちらかというと少ないかもしれません。その一方で夫、もしくは妻が激しく配偶者を罵り、勝敗が常にはっきりしているという夫婦喧嘩が多くみられます。

このような喧嘩の場合、子供は罵られている親を見て哀れな気持ちを抱くようになります。しかし父親が母親に罵られてばかりいる場合、夫として家族をリードする人が妻のいいなりになっている姿を見て、父親を軽蔑するようになることもあります。

幼い娘の前で母親が常に父親を罵る場合、将来家庭を持つ娘も同じようにして夫を罵るようになることがあります。また息子の前で母親が父親に対する不敬な態度を示し続ける場合、息子は妻が家庭をリードするのが当たり前という感覚に陥り、将来結婚したときに決定権の多くを妻にゆだねてしまうことがあります。

子供の将来を気に掛ける親は、素晴らしい親であるといえます。しかし夫婦間での教育方針の違いにより、喧嘩となることもあります。しっかりとした意思を持つ年齢に達している子供であるならまだしも、親が幼い子供の前で教育方針の違いについて激しく口論するなら、子供は自分のせいで親が喧嘩をしているという罪悪感を感じてしまうことがあります。このようなことが繰り返されると自分など存在しないほうがいいという気持ちを生じさせることもあるために、この種の喧嘩は絶対に子供の前で行うことがあってはなりません。

夫婦喧嘩によるその他の影響

では夫婦喧嘩が子供に与えるその他の影響について、見ていくことにしましょう。

不安や恐怖心

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キレやすい親による突然の夫婦喧嘩は、子供の心に不安や恐怖心を植え付けます。このような親の元で生活していると、ちょっとした物音に体が反応するようになったり、大声を聞くと不安な気持ちになるという状況が生じます。

自分もキレやすくなる

先にも少し触れたように、親の様子を見て育った子供は、それが普通であると考えます。そのため親がキレやすく、すぐに喧嘩をするような人であるなら、子供もそのような人になってしまいます。学校や職場でちょっとしたことが原因で喧嘩をしたり、周りの人を罵るなどの行動に出ることがあります。

心を閉ざす

夫婦喧嘩に巻き込まれる子供もたくさんいます。ときには親に暴力を振るわれたり、罵りの言葉を浴びせられることもあります。そして親に意見すればそれを拒否され、中には生意気な態度をとったとしてひどい暴力を振るわれることもあります。

こうした状況が続くと親に話しかけることが怖くなり、黙りこんでしまうことがあります。多くの時間を共に過ごす親と話をせずにいると、子供は次第に人と話すことが苦手になります。このような連鎖が閉鎖的な状況を生じさせ、自分の思いを口にすることのできない大人へと成長してしまうことがあります。

結婚に対する恐怖心

親が夫婦喧嘩ばかりしていると、「結婚すると喧嘩ばかりすることになる」という間違った考えを子供に植え付けることになりかねません。その結果、結婚に対するネガティブなイメージしか抱けなくなり、異性との接し方に問題が生じるようになったり、結婚に対する曲がった考え方を払拭できないことがあります。

人の顔色が気になる

親が仲良くなるためには、自分がどうにかしなければという感情で満たされる子供もいます。そのため親が喧嘩しそうな状況が生じるとすぐに行動し、それをストップしようとするのです。もちろんこのような気の利く子供は、将来人の気持ちを察することのできる大人になることができます。しかし度を過ぎるほど人の顔色が気になる大人に成長することもあります。

このような大人になるとすぐに気疲れするようになったり、人から自分がどう思われているのかを常に気にするような状況に陥りかねません。このような感情は不安を生じさせることもあり、精神が不安定な状態に陥ることもあるのです。

二面性を持つようになる

夫婦喧嘩が始まらないようにいい子を演じようとする子供もいます。思っていることとは裏腹に、親が喜びそうな態度を示すのです。このような子供は幼い頃から別の自分を演じることを学ぶようになります。

こうした状況が成長した子供に二面性を生じさせるようになります。その結果、容易に嘘をついたり、優等生で通っていたのに急に悪いことを行うようになるなど、驚くような行動をとることがあります。

感情がなくなる

幼い子供の前で親が激しく喧嘩すると、子供は泣きわめくものです。しかしこのような喧嘩が何度も繰り返されると、子供はそれに慣れてしまうことがあります。こうした状況に陥ると親が喧嘩を始めても子供はそれに反応しなくなります。つまり感情がなくなってしまうのです。このような子供は精神に大きなダメージを負っていることがあるために、直ちにケアする必要があります。

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夫婦喧嘩の影響、どのように対処する?

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冒頭でも述べたように、完璧な親などいません。そのため配偶者に対して不満を抱いたり、罵りの言葉を浴びせたくなるような状況に直面することがあります。しかしそれを子供の前で行うことは絶対に避けるべきです。理想的なのは心を落ち着かせ、夫婦だけで話し合うのがベストです。夫婦のどちらかが悪いと決めつけていたような問題でも、実際には夫婦双方に落ち度があるというケースも多々あります。そのため話し合いの場を持つことが問題解決に至る一番の近道です。

しかし夫婦のどちらか一方に落ち度があることが明らかな場合、すぐに謝るべきです。このような態度は子供に自分の非を認め、謝ることの大切さを教えることとなります。たとえ夫婦の間であっても、「ごめんなさい」と謝ることは決して容易なことではありません。しかし謝ることは弱さを示すものではなく、自分の落ち度を認める謙遜さや、夫婦仲を改善したいという正しい動機を抱いていることを示す証拠です。そのため子供が幼い頃から謝ることの大切さを教えるのは、非常に重要なのです。

また取り上げる問題をユーモアをもって解決するように努めることもできます。特に些細なことがきっかけで生じたものは、一度心を落ち着かせてから言葉を柔らかく包んで相手に思いを伝えるべきです。そのようにすることで相手に「次からは気を付けよう」という気持ちを生じさせることもできます。こうした仕方で問題を解決する方法を幼い子供に見せることができれば、成長して家族を持ったときに同じようにして問題を解決することができるようになります。

これまで考えてきたように、幼い子供は親から多くのことを学びますので、この点を常に意識して生活するべきです。

子供への影響を考えても一刻も早く喧嘩は仲直り、そして良い家庭環境を築く必要性が理解できるかと思います。

千里の道も一歩から。困難に思えても一歩ずつの努力は裏切りません。

おすすめ本:少しだけでも人間心理を知っておくとコミュニケーションがスムーズになるはずです。

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