結婚前に同棲するメリットとデメリットとは?
同棲生活と聞くとどのように感じますでしょうか?
一昔前であれば、淡い甘酸っぱいイメージが先行していたかもしれませんが、最近では必ずしも同棲を望まないカップルも増えてきているようです。
これはスマホの普及など通信技術の発達により離れていてもコミュニケーションは取れるという事などから同棲のデメリットのほうが目立つようになってきたからもしれません。
また、若年層の恋愛観なども大きく影響しているでしょう。
今回の記事では、この結婚前の同棲についてメリット・デメリットを見ていきたいと思います。ご自身の子供の動向、もしくは自分自身の判断に役立ててください。
目次
結婚前の同棲のメリットとは?
相手の生活習慣がわかる
結婚前に同棲したほうがいいのか、しないほうがいいのか悩んでいる人は案外少なくないのではないでしょうか。
結婚前の同棲には、メリットもあればデメリットもあるというのが本当のところです。ここではまず、結婚前の同棲のメリットについて考えていきたいと思います。メリットの一つ目としては、同棲すると相手の生活習慣がよくわかる点が挙げられます。好きな相手といっても、一緒に暮らしてみるまでは、相手のことがよくわからないかもしれません。
そのため、結婚前に一緒に暮らしてみて相手の生活習慣をよく知ることが大切です。生活習慣というと、一言ではまとめられず、数えきれないほど色々な点が挙げられます。たとえば、朝型なのか・夜型なのか、朝食はパンなのかご飯なのか、インドア派なのか・アウトドア派なのかというものです。朝型の人同士であれば、夜は二人とも早く寝るため、問題は起きにくいかもしれません。
ところが、一人が朝型でもう一人が夜型だと、一緒に暮らしていくためのルールが必要です。結婚前に同棲していれば、お互いの生活習慣がわかり、一緒に暮らすためのルールを二人で決めることができるのです。
相手の金銭感覚がわかる
結婚前の同棲のメリットの二つ目は、相手の金銭感覚がわかることです。結婚とは一種の契約であり、人生を共にする運命共同体といえるかもしれません。
現代の社会において、生きていくためにまず必要なものといえばお金です。お金の使い方は家庭によって、人によって、大きく違うのが事実です。相手の金銭感覚が自分に近いのか、かなり遠いのか、同棲によって、よく知る機会が得られます。
一人がお金をたくさん使いたいタイプでもう一人がお金を貯めたいタイプだと、どちらかにストレスがかかるかもしれません。
しかし、真逆のタイプだからこそ、共に人生を楽しみ、生活を安定させることができるともいえます。
また、小さなものにお金を使いたい人もいれば、大きなものにお金を使いたいタイプの人もいます。どちらが正解というわけではなく、お互いにうまくやっていけるかを模索する機会と考えればよいでしょう。
相手の素の姿がわかる
結婚前の同棲のメリットの三つ目は、相手の素の姿がわかることだといえるでしょう。
お付き合いをしているときは、少々自分をよく見せようとがんばってしまうのがふつうです。結婚前に同棲をすると、相手の仮面を外した素の姿を見られるのがメリットです。たいていの場合、素の姿を見せるのを恐れるのは、相手に嫌われたくない気持ちがあるからです。
しかし、本当に愛する人の素の姿であれば、どんな姿であっても愛おしいと思えるのが本物の愛でしょう。そうはいっても、素の姿を見せるのは勇気がいるし、少しずつしか見せられないかもしれません。同棲していれば、相手の素の姿がだんだんと見えてきて、お互いに愛情が深まります。
ただ単に交際していたときには感じられなかった深い愛情を感じられるようになるでしょう。お互いが本当の姿を見せあうことにより、他にはないきずなができるのです。結婚前に強い結びつきが生まれれば、結婚への迷いが消え、幸せを確信できるようになるでしょう。結婚前の同棲には、二人の結びつきを強くするメリットがあるといっても過言ではありません。
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結婚前の同棲のデメリットとは?
相手を嫌いになってしまう
結婚前の同棲にはいいことばかり起こりそうな気がしますが、もちろんデメリットがないわけではありません。ここでは、結婚前の同棲のデメリットについて考えていきたいと思います。
結婚前の同棲のデメリットの一つ目は、相手を嫌いになってしまうおそれがあることです。せっかく縁があって恋人同士になった二人なのに、相手を嫌いになってしまうとすれば、そんな悲しいことはありません。
相手を好きになるために同棲したはずが、まったく逆の結果になってしまうのです。同棲して相手を嫌いになってしまう理由は色々考えられるかもしれません。
たとえば、自分が家事をしているのに相手がまったく家事をしてくれない場合には、恋心が醒めてしまうこともあるでしょう。お金の分担が不公平だと思って、相手を嫌いになることもあるかもしれません。
大切なのは二人が同棲をするにあたり、きちんとルールを決めて、話し合いを欠かさないことかもしれません。
結婚のタイミングを逃がしてしまう
結婚前の同棲のデメリットの二つ目は、結婚のタイミングを逃がしてしまうことが挙げられます。
同棲の期間が長くなりすぎてしまうと、結婚に踏み切れなくなってしまうのです。相手を嫌いになったわけではないけれど、以前ほど情熱が感じられなくなっています。
あれほど結婚したかったはずが、今では結婚したいのかどうかもわからなくなっているのです。結婚してからであれば、倦怠期も乗り越えるべき課題と受け止めることができます。
しかし、同棲中のカップルは、「まだ結婚もしていないのだから」と努力をあきらめてしまうかもしれません。早めに結婚したいのであれば、「同棲後は半年してから結婚する」など、あらかじめプランを立てておくとよいでしょう。
結婚はタイミングが大切なこともあるため、タイミングを逃がさないよう計画しておいたほうが無難です。
恋人から家族になってしまう
結婚前の同棲のデメリットの三つ目は、恋人から家族になってしまうことが挙げられます。
たしかに、恋人同士が次のステップとして同棲を選ぶのは悪いことではありません。人と人との関係は長く付き合うほど深まるものですし、それは恋人同士でも同じです。長く付き合えば付き合うほど、相手のことがよくわかり、あうんの呼吸で行動できるようになるでしょう。ただ、恋人期間というのは、人生においても相当にロマンティックな期間です。
過ぎてしまえば、「もう少し恋人期間を味わいたかったな」と思ってしまっても、とりたてておかしいことではありません。恋人ならではのロマンティックな気分を味わうためには、あまり生活感がないほうがよいときもあるでしょう。
同棲相手を毎日見慣れてしまえば、ロマンティックな気分が少し欠けてしまうかもしれません。いずれ結婚する運命の相手であれば、焦らなくてもいつかは一緒に生活することができるのです。キャンドルを灯したテーブルでディナーを楽しんだり、記念日に薔薇を贈り合ったり、恋人ならではのイベントを楽しんでみるのもステキです。
できるだけ長く、恋人気分を盛り上げるのなら、同棲はしないほうが二人のためになるといえるかもしれません。
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結婚前の同棲のメリットとデメリットのどちらを重視したらよい?
二人でよく話し合う
結婚前の同棲にはメリットもあれば、デメリットもあるとおわかりいただけたと思います。ここで迷いが出てきて、「いったい結婚前に同棲したほうがいいの?しないほうがいいの?」という気持ちが生まれているかもしれません。
ここで大切なのは、結婚前に同棲するかしないかについて、カップルの選択に正解はないということです。愛の形は多様であり、さまざまな選択肢が存在し、そのどれもが貴重だといえるでしょう。二人の愛にとって、どの選択がベストかは、他の人には理解できないことかもしれません。
二人がこの先どうしていきたいのかについて、時間をかけて話し合ってみるとよいでしょう。もしかしたら、同棲したい気持ちがあるけれど、こわがっている人もいるかもしれません。
その場合、いったい何が不安なのかを自分に問いかけてみるとよいでしょう。そして、自分の気持ちを相手に伝えてみて、少しずつでもよいので理解し合えると、二人の愛が深まります。
同棲するかどうか、二人の大切な人にも相談してみる
結婚前に同棲するか、しないかについて、周囲の大切な人に相談してみてもよいかもしれません。
同棲や結婚とは、恋人同士の関係ではあるものの、周囲の人にも影響を及ぼすものだといえるでしょう。恋人と出会う前にもお互いの人生があり、それぞれに大切な人たちがいたはずです。それらの人々は、今までに支え合い、人生を共に生きてきた人たちだといえるでしょう。
二人の関係の進展についても、周囲のみんながさまざまな意見をもっているに違いありません。時には、周囲の人たちからアドバイスを求めれば、思ってもみなかった視点から意見がもらえるかもしれません。
たとえば、結婚して長い年月を過ごしている両親ならば、愛について、現実的な意見を聞かせてくれるといえるでしょう。あるいは、学生時代からの親友ならば、同世代ならではの恋愛に関する貴重なコメントをくれるかもしれません。二人の気持ちを大切にしつつ、周りの大切な人の意見を取り入れてみると、人生のかじ取りがうまくいくといえるでしょう。
人生のあらゆる体験は美しい
あまりに悩んでしまって、結婚前に同棲するかしないかについて、決めかねている人もいるでしょう。そのような場合、「人生のあらゆる体験は美しい」ことを思い出してみるとよいかもしれません。
私たちは、何か物事が起こると、それがよいか悪いかを自分の判断で決めてしまうのがふつうです。
しかし、起きたできごとによいも悪いもなく、すべてのできごとは中立であるといわれています。そこにどのような意味を見つけるのかは自分次第であり、どのような経験も無駄なことではありません。愛についての体験も同様で、愛するために失敗したり、反対に最高の気持ちになったりするのが人のすばらしさだといえるでしょう。
恋人同士が出会えたことは、奇跡に近い体験であり、そのことに感謝できれば、すべてのことが輝きはじめるかもしれません。二人に起きるどんなできごとも意味のある体験であり、人生とはそういったことの連続だといえるでしょう。
愛は人生において最も大切なものであり、愛することは人生に勇気と希望を与えてくれる行為です。
そのことがわかれば、どんな体験も二人の愛のために乗り越えられるとわかるでしょう。人生とはすばらしく、愛はどんなものよりも貴重な存在のため、愛に関するどんな体験も美しいといえるでしょう。