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夫婦のお金の管理、どのような方法があるか?

独身の時は自分で働いたお金は自分で管理して生活をしていますが、結婚をして夫婦になるとお金の管理の仕方は変わってきます。ある調査では夫婦のお金を管理しているのはどちらかと言うアンケートに対しなんと全体の半分以上が「妻が管理している」と答えました。

しかし実際に色々と調べてみると夫婦のお金の管理にはたくさんの方法があるようです。そこで今回は夫婦のお金の管理、どのような方法があるかについて紹介します。

今回はそれぞれのお金の管理の仕方のメリット、デメリットも紹介していきます。


夫婦のお金管理方法はどのようなスタイルがある?

夫または妻どちらかの収入で生活し、残りは貯金をする

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実はこのスタイルの夫婦がとっても多いんです。夫か妻の給料を全ての生活費に回して残りの収入は全て貯金をすると言うスタイルです。この場合のメリット、デメリットを紹介します。

メリットは4つあります。

1つ目はお金の管理がしやすいことです。どちらかの収入を使用して、片方は全て貯金に回すので、動かすお金は一方だけです。そのためお金を何に使用したかがすぐにわかるので管理がしやすいでしょう。

2つ目は貯金をしやすいことです。もう片方の給料は全て貯金をするのでお金をためやすいです。

3つ目は節約生活を意識することができることです。片方の収入だけで生活するので使用できるお金はほんのわずかです。節約を意識した生活ができます。

4つ目は妊娠などで働けなくなった時の生活の仕方がイメージできることです。妻が働けなくなった時の生活もイメージしやすいでしょう。

一方デメリットも3つあります。

1つ目は生活費に使用している方のストレスが溜まりやすいことです。片方は貯金なので減ることはありませんが自分のお金がたまらないのでストレスになってしまう場合が多いです。

2つ目は生活費が足りない場合が出てくると言うことです。どちらか片方だけの収入では生活費が足りなくなってしまう場合があります。夫婦喧嘩になってしまう場合もあるので要注意です。

3つ目は自由なお金が少ないと言うことです。節約生活をしなければいけないのでもちろん自由に使用できるお金は少ないです。不満も溜まりやすくなってしまいます。

ほとんどの家庭が収入の多い夫のお金を生活費に使用しているかと思います。しかし夫の収入が減ってしまった場合は再び生活スタイルを考え直す必要もでてきます。

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家計管理はせずにどちらかがその都度支払っている

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家計管理はせずにその都度どちらかが支払いなどをしている、つまりは適当と言うことです。この場合もメリット・デメリットがあるので紹介します。

メリットは2つあります。

1つ目は自由な生活がしやすいことです。どちらかお金がある方がその都度支払っているので強制的に感じることが少なく、ストレスも溜まりにくいです。

2つ目はいつまでも独身の気分でいられることです。それぞれでその都度払うのであまり細かいことを気にする必要がないので、いつまでも独身の気分でいられます。

デメリットは3つあります。

1つ目は支払状況に差がつく場合があることです。その時、その時でどちらかが支払っていると、1ヶ月の終わりに支払状況を見てみるとどちらかが一方が多く支払っていたと言うことがよくあります。

2つ目は貯金ができないと言うことです。家計管理をしていないので、月にいくら何に使用しているのかなどがわかりにくいため、貯金ができないで終わる月も出てきます。しかし、貯金をすること自体意識していないと貯金ができなくても気にしていない場合が多いかもしれません。

3つ目は子供ができたりした時にケンカになりやすいと言うことです。夫婦2人の生活のうちは、どちらか支払いたい方が支払って生活しても成り立っていけますが、子供が産まれたりして支払いが増えていくと、家計管理が必要になってくる恐れがあるでしょう。子供の分の支払いが増えた時にどちらが払うかでケンカになったりします。

お小遣い制で残りの収入は全額貯金

先程の家計管理をせずにどちらか支払いたい方が…となるといつまでも貯金をすることができない。つい使用してしまうと言う人が非常に多いです。そんな夫婦は夫婦でお小遣い制にして残りのお互いの収入を全額貯金に回していると言う人が多いです。もちろんこの方法もメリットとデメリットがあるので紹介します。

メリットは3つです。

1つ目は2人の収入が1つの口座に集中するので、家計管理がしやすいということです。支払いなどはその口座から出るわけですから、支出や残高が非常に把握しやすいメリットがあります。いくら貯金ができているのかもすぐにわかることでしょう。

2つ目はお小遣い制なので無駄遣いをしないと言うことです。夫も妻も2人ともお小遣い制なので、自分の趣味や欲しいものはお小遣いでまかないます。そのため、無駄遣いをすることは少なく、生活費がマイナスになると言うことはありません。

3つ目は貯金を管理している方がきちんとしているなら貯金がしやすいでしょう。お小遣い制で残りは貯金なのですが、どちらかが貯金が入っている口座を管理することになるでしょう。お金の管理が緩やかな人の場合、自分のお小遣いが足りなくなると貯金から抜いてしまうこともあるでしょう。

しかし、お金の管理がしっかりできる人ならきちんと貯金を使用せずに持っていることができます。もちろんデメリットもあります。2つ紹介します。

1つ目は独身の時と違って自由に使用できるお金が一気に減ってしまうのでストレスが溜まりやすいことです。独身の時は好きなお金を好きなだけ使用していたけれど、結婚をしてお小遣いになると一気に自分で使用できるお金が少なくなってしまいます。

そのため、お小遣いになれるまで自由なお金が少なく、不満を感じる人が多いことでしょう。特に独身時代に浪費家だった人は夫婦お小遣い制になると耐えられないかもしれません。

2つ目は家計を管理していない方の人は家計への意識が弱くなる場合があります。結婚をしたら2人で貯金や家計の支出などを把握していないとどんどん家計への意識が非常に弱くなってしまいます。夫婦どちらも家のことをは把握していないと家計に何か問題がおこった時にその問題がどこあるのか、また、問題を治すためにどうしていったら良いかと言うことも上手く話しあえなくなります。お小遣い制にするならどちらも家計の状況がわかるようにする必要があります。

また、生活が難しくなった場合にお小遣いをどうするかも話し合う必要があります。しかし、家計管理をしていない方からするとどうして減らさなければいけないのかもわからず納得できない自体が発生してしまいます。

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夫婦で使用する口座を1つ作り、決まった額を入金

最後は夫婦で使用する口座を1つだけ作り、お互いの収入の中から決まった額をその口座に入金をします。そして残りは自由に使用すると言う家計管理方法です。

メリットを2つあります。

1つ目は家計にどれくらいお金がかかっているのかがわかりやすいと言うことです。家計に必要な口座は1つしか無いので何にどれくらいお金が支払われているかがわかりやすいです。そのため将来的に家計に何かあった場合でもお互いに見直しをすることができやすくなります。

2つ目は自由に使用できるお金が多いということです。お互いに自由に使用できるお金が多いので、収入が多い方が月にたくさんのお金を使用することができます。ストレスも溜まりにくいでしょう。

一方デメリットも3つあります。

1つ目はお互いの貯金額がわからないことです。決まったお金を貯金に回し、残りはお互いの自由なのでそれぞれの貯金額がわかりにくい傾向があります。何か大きな出費がある時にお互いの貯金額がいくらあるかわからないと蓋を開けた時に貯金がないと言う場合もあります。

2つ目はついついお金を使いすぎてしまうと言うことです。自由に使えるお金が多い分、ついつい使いすぎてしまうことがあります。そのため1つ目のデメリットに繋がる貯金ができないデメリットがお互いに発生してしまいます。

3つ目はそれぞれで決まった口座に入金していると手数料が二重にかかっていることがあると言うことです。それぞれ決まった額を給料が来た時に、それぞれが口座に振り込むようにしていると振り込んだ時に手数料が二重にかかる場合があります。夫婦どちらかがまとめて入金するようにすると良いですが、別々の場合はお金が余計にかかって無駄な出費が増えてしまいます。

夫がお金を管理する場合のメリット・デメリット

結婚をすると、生活のさまざまなものに変化が訪れます。
お金の管理もそのひとつ。結婚前からいっしょに暮らしているというカップルも多い昨今ですが、同棲するのと結婚して生活をともにするのとはまた別の話です。結婚すると、妊娠や出産、育児など、ライフステージの変化もあり、働き方やお金の使い方だって変わってきます。ここでは子育て世代のママの声を参考にしながら、お金の管理についていっしょに考えてみましょう。

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ベルメゾン生活スタイル研究所が2015年に実施した調査によると、20代~50代の結婚している家庭において家計管理をしているのは「妻」がもっとも多くて67.9%、次が「いっしょに」で18.2%、そして「夫」が12.5%というデータがあります。(URL:http://www.b-desse.jp/report/931/
どうやら、妻が家計を管理して夫におこづかいを渡すというおなじみのスタイルを取っている家庭がダントツに多いようです。

そんな中で、このような声があがりました。
「男におこづかいは必要ないと思う。自分で稼いだお金なのに好きな時に好きなだけ使えないのはかわいそう。それができない男ならなんで結婚したのかわからない」(0歳・男の子のママ)
これは妻側の意見ですが、夫だって自分の稼いだお金が自由に使えないだけではなく、まるで自分が稼いだお金ではないかのような「おこづかい」という名目で渡されることに違和感を抱くこともあるでしょう。

それでは、夫が家計を管理して生活費を妻に渡すというスタイルはどうでしょうか。夫がある程度自由にお金を使うことができるので満足度が高く、妻があらかじめ決められた生活費のなかでやりくりするので無駄な出費が抑えられるということがメリットとして挙げられます。

しかし、これにもやはりデメリットはあります。
「生活費のみもらってます(泣)。5万円じゃ食費だけで精一杯だって(泣)」(3歳・女の子のママ)
「家計は旦那が握ってるので、どのようになっているか分からない」(16歳と13歳・女の子、9歳・男の子のママ)夫が家計を握って妻に生活費を渡している場合は、生活するにあたってどれだけのお金が必要なのかを夫がよく理解していないこともあります。

同様に、妻も家計にタッチしていないため経済状況が把握できません。妻がしっかりやりくりしている、夫がちゃんと貯蓄しているとお互いに思っていても、ふたを開けてみれば家計は火の車だった…なんて恐れもあるのです。

お互いにお金の使い道をわかるようにしておくためにも、古典的な方法ではありますが家計簿をつけるのがオススメです。「家計簿をつけると、パパが勝手に節約するようになった」(0歳・女の子のママ)という声もあるように、漠然と「生活費が足りない」というだけでは、お金を渡す夫だって納得できません。何にお金をどれだけ使っているかを可視化することで夫も現状を把握し、適正な額の生活費を渡してもらえることが期待できます。

家計簿をつけるなんて面倒臭そうですが、最近では簡単に家計簿をつけられるスマートフォンのアプリもあります。お金を使ったその場で入力すると決めておけば、たまりにたまったレシートの処理や計算にあとから苦労することも、お財布がレシートで膨れ上がることもありませんよ。

夫婦ふたりでお金を管理する場合のメリット・デメリット

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共働きで夫にも妻にも収入がある場合は、ふたりで家計を管理することもあるでしょう。毎月お互いの収入から決まった額を共通の口座やお財布に入れておき、そこから住居費や光熱費、食費などを支払うというものです。夫婦ふたりで家計を管理するメリットは、残った分は自分が好きに使えるということ。「おこづかいの金額をお互い決めてないので、じゃぶじゃぶ使っている」(1歳・男の子のママ)生活費さえきちんと入れていたら、あとはお互いの自由! 自分のお給料なのだから自由に使いたいという、自然な欲求を満たすことができるのがこのスタイルです。独身時代とさほど変わらないお金の使い方ができるのは魅力ですね。

その反面、自由になるお金があることでついつい使いすぎてしまうというデメリットもあります。「お互いの給料を好きに使っているのでわからない。浪費家ではないので無駄づかいはしていないと信じてる」(4歳・男の子、1歳・女の子のママ)相手が貯蓄をしているだろうとお互いに安心していたら、いざというときにお金がなかった…、なんて事態を避けるためにも、生活費のほかに貯蓄用の口座も作り、お互いに一定額を入金するといいでしょう。

また、夫婦共働きの場合は、子どもができると産休や育休を取得して収入が減ったり、退職して収入がなくなることも考えられます。子どもが生まれるたら働き方も変わるうえに、将来の教育費のために貯蓄も外せません。妊娠がわかったら、夫婦で話し合ってお金の管理の内容や方法を臨機応変に変えていくことが大切です。

夫のおこづかい制の実態

多くのカップルの間で、結婚とともに始まるおこづかい制。世の中の子どもを持つ父親たちのおこづかいの額は具体的にどれくらいなのでしょうか。

「Q.パパのおこづかいは月いくら?」

1位 「パパが決めている」 27%
2位 「30,000~35,000円未満」 11%
3位 「25,000~30,000円未満」 10%
4位 「パパとは別の家計管理」 9%
5位 「10,000~15,000円未満」 7%
5位 「5,000~10,000円未満」 7%
7位 「パパと別の家計管理ではないがおこづかいはなし」 7%
8位 「15,000~20,000円未満」 6%
9位 「5,000円未満」 5%
9位 「35,000~40,000円未満」 5%
11位 「20,000~25,000円未満」 3%
11位 「50,000円以上」 3%

ママたちにアンケートを取ったところ、「お昼の弁当代&ガソリン代で3万~3万5千円くらい。弁当代はだいたい500円以内の計算、ガソリンは2千円の1回入れる感じで」(5歳と1歳・男の子、3歳・女の子のママ)
「1日400円で月に1万2千円」(11歳と9歳と3歳・女の子、8歳と6歳と0歳・男の子のママ)
「お昼ごはんと飲み物買える最低限の金額で、1万5千~2万円!」(3歳・女の子のママ)
パパのおこづかいはギリギリまで切り詰められて、独身時代と同じように飲みに出かけたり買い物をするような余裕はなさそうな印象を受けます。

実際に、こんな調査結果があります。
新生銀行が1979年から毎年行っている20~50代のサラリーマンのおこづかい調査によると、未婚者やディンクスの世帯のおこづかい額が4万円を超えている一方で、未就学児から高校生の子どもを持つ男性会社員の世帯では平均以下となる3万円を下回っており、子どもの分の生活費や教育費にそれだけお金が多くかかっていることがうかがえます。

ちなみに、2016年のサラリーマンのおこづかい額の平均は調査開始以来過去3番目に低い金額の37,873円なのだそうです。(新生銀行 2016年サラリーマンのおこづかい調査による)

子持ちの男性会社員が家族のために自分にかけるお金の倹約を迫られる一方で、自分の意志で自分の使えるお金の額を決めている人も少なくありません。「パパが働いた自分のお金なので金額決めておこづかい制は嫌とパパに言われて、使う額はパパが決めている」(6歳・男の子のママ)

アンケート結果によると、「パパが決めている」「パパとは別の家計管理」「パパとは別の家計管理ではないがおこづかいはなし」と、約4割の世帯がおこづかい制を取らずに夫が家計や自分の使うお金を決めて管理していました。夫が使う額を自分で決めることで、感じられる不自由さが軽減できているのではないでしょうか。

しかし、妻が家計を握っている家庭ではこうはいきません。
それぞれにおこづかいの額は違うものの、おこづかいを「給料の1割」(8歳と5歳・女の子のママ)と決めている家庭は多いようです。しかし、額が十分であるにしろ足りないにしろ、自分が使えるお金の額を決めて渡されるということに不満を抱く夫も少なくないはず。
その問題をクリアするためには、「お給料が上がればおこづかいも上がると伝えてあります(笑)」(0歳・女の子のママ)、「残業代によって毎月変動」(4歳と2歳・男の子のママ)と、働き次第でおこづかいの額もアップするという約束が有効。働く夫のモチベーションアップへもつながりそうです。

どのような方法を取るにしても、いちばん大切なのは夫婦できちんと話し合い、お互いに納得のうえで家計を管理すること。どちらか一方が管理するとしても相手に任せきりにするのではなく、お互いに当事者意識を持つことが夫婦円満で家計を管理する秘訣です。家族として長い年月をともに生きていくうえで絶対に必要なお金の管理については、いつでも話し合えるようにしておきたいですね。

それぞれの家計管理の方法のメリットとデメリットを紹介しましたがいかがでしたか?
それぞれにメリットとデメリットがあるので、夫婦に一番良い形をとると良いでしょう。

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