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一般家庭から大学費用を捻出する方法

子供を大学に行かせたいけど、お金がないという家庭も多いのではないでしょうか。

ほとんどの人は大学に行っているのですが、全ての家庭が裕福というわけではありませんよね。そして、一番大きなお金が必要になるのは高校を卒業した後、大学や専門学校に進学するときです。

特に大学はかなりのお金が必要になるので、そのときまでにお金お用意しなければいけませんね。大学に進学するには私立で年間に80~130万ほどの大きなお金が必要になります。

また、兄弟がいれば二人分のお金が必要になるので、さらに家計が大変な事になりますよね。このお金を捻出するためには家計の中からは絶対に無理なので、前もって貯めておくしかありません。ほとんどの家庭はお金に余裕はないので、計画的にお金を貯める必要があります。

では、所得が高くない家計はどのようにお金を捻出したら良いかそのポイントを紹介したいと思います。


一般家庭から大学費用を捻出する為の貯蓄目標と対策

一般家庭から大学進学費用を捻出

まず、子供が高校を卒業する18歳までに200~400万円ほどをためることがポイントになります。そして、そのためには積立貯蓄を早いうちから始める事が大切です。

自分が目標とする金額を決めて子供が高校を卒業するまでの月数を割って1ヶ月あたりの貯蓄額を計算します。
特に義務教育になる小学生~中学生の9年間がとても大切なのでこの時期にはしっかりと貯金が出来るようにしましょう。

例えば子供が3歳の家庭で18歳までに300万円を貯めると決めた場合は300万円÷15歳×12ヶ月で1万6666円になるので、毎月1万7千円貯めればOKです。出来るだけ産まれたすぐから貯金を考えておくことが大学費用を貯める秘訣なので、早めに貯金をするようにしましょう。

特に義務教育になる小学生からは絶対に積立貯蓄をスタートさせることが大切です。

児童手当を活用

18歳以下の子供がいる家庭には児童手当が支給されますよね。その児童手当をすべて教育費に回すだけでもかなり大きく違います。児童手当の金額は子供が何歳か、支給対象年齢に含まれる子供が家庭に何人いるかによって微妙に変化しますが、産まれたときから全て貯めれば約200万近い金額をためることが出来ます。

これをすべて貯金にすれば大学費用の半分近いお金を貯める事が出来ますね。児童手当はとても大切な至近なのですべて使ってしまわないように学費にあてるようにしましょう。

子供にも支援してもらう

どうしても夫婦のお金だけでは無理な場合は子供にアルバイトをしてもらいお金を貯めることも出来ます。ほとんどの大学生は大学入学後に何かしらのアルバイトをするでしょう。子供がアルバイトをする主な目的はお金を貯めるためなので、そこから学費を少しは出してもらう事も出来ます。

もちろんアルバイトで働いたお金をすべて学費に回すということは酷なので何割だけとか何万くらいと決めてお金を払ってもらいましょう。

大学費用はかなり高額なので、お金を用意できない家庭もたくさんあります。子供に交渉して、いくらお金を出すか話し合うことも大学費用を貯めるためにとても大切です。

国立大学に入れるなら入ってもらう

大学といっても私立と公立があるのを知っていますよね。そして、公立の大学と私立の大学では学費が全く違います。

国立の大学は平均で4年間で246万円、そして私立は文系で約386万円、理系で約519万円です。私立と公立ではこれだけ学費が違うので家計のためには公立の方がいいですよね。

子供が公立の大学に入れる力があるなら絶対に公立の大学に入るようにすすめましょう。公立の大学に入ることが出来れば学費はかなり抑えることが出来ますよ。

教育費の援助を頼る

お金がない家計のために奨学金制度というものがあるのを知っていますか?大学1年生の段階から誰でももらえるもの、一定の基準を満たさないともらえないもの、有利子のもの無利子のものなどたくさんの種類はあるのですが、受給されれば大学に通える可能性があります。

また、特に子供が優秀な成績をおさめた場合には返済の義務がなくなったり、半額の返済で良くなる奨学金があるので、それが利用できるのが一番良いですね。奨学金は借金なので働いたときに返さなければいけないのですが、どうしても家計のお金では大学に行けない人はこのような制度を使って大学に行く場合がかなり多いです。

もちろん社会に出たら返済しなければいけないので、その事をしっかりと覚えておく事が大切です。

教育ローンも考える

貯蓄をしてもどうしても足りないという場合は教育ローンを思い切って利用するのも一つの手です。

今の時代は自分たちのお金だけでは子供の大学費用を出せない家庭もかなり多いですね。そんなときには教育ローンを利用して学費を捻出しましょう。ただ、ローンは借金なので必ず返さなければいけないので、「とりあえず借りればいいや」というのは大変危険です。

借りた場合は返済プランをしっかりと考えて毎月いくらくらいなら返せるのか、生活の中からお金を捻出できるかしっかりと考えるようにしましょう。

ローンといっても様々な種類があり、教育ローンの他、資金使途自由のカードローンやフリーローンもあるので、これらも考えながらローンの活用をすると良いでしょう。

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我が家で行った学費を捻出する方法

積立をした通帳を見る

子供がいる我が家が行った学費の捻出方法を紹介するので参考にしてくださいね。

公立高校に通う

小学校、中学校、高校と私立と公立があるのを知っている人がほとんどですよね。そして、私立の方が公立の方よりも圧倒的に授業料が安いということは誰もが知っているのではないでしょうか。

また、授業料だけをみれば公立の小学校と中学校は無料なので大学の費用を考えているなら最低でもこの2つだけは公立に行かせた方が良いです。よほどの事情がない限りは小学校、中学校の義務教育は公立に行かせましょう。

また、高校も私立に行くとかなりのお金がかかります。子供が公立に行ける学力があるなら必ず効率に通わせてその間に貯金をしましょう。

出来れば高校は自転車で通勤できる範囲で通わせ、定期代などのお金がかからないようにすると良いですね。

学費保険と普通の預金を分ける

貯金を300~500万円を目指しているので、学資保険で300万円ほど、貯金で200万円ほどを目標に行っています。自分で貯金が出来れば良いのですが、あれば使ってしまうというので学資保険をしっかりと活用しています。

学資保険を利用すれば大学まで自動的に貯金が出来るので安心して生活が出来ますね。我が家も学資保険に入っているので、大学まではそこまで苦労なく貯金が出来ています。ですが、学資保険だけですべての貯金をしているといざとなったときに解約しなければいけないので、何かあったら困るため、学資保険と貯金は分けています。

学資保険のほかに自分で児童手当を全て貯金しているので貯金だけでもかなりの金額になる予定です。そのため、収入がそこまでなくても大学費用はそこまで心配していません。

このまま何事もなければお金が自動的に貯まるので安心しています。自分ですべて貯金が出来れば良いのですが、貯金があればすぐに使ってしまうという人は学資保険を産まれたすぐに利用する事をおすすめします。学資保険は様々な種類がありますが、我家は預けた金額の1.1倍になる商品を利用しているので利用しないよりかはずっとお得になります。

ボーナスも貯金にまわす

我家はボーナスがかなりあるので、それを貯金にまわしています。そのため、ボーナスはほとんど使わないようにして、あまった金額をすべて学費用の貯金にしています。

だいたいボーナスのたびに約20万円は貯金できているので年間40万の貯金になりすごく助かっています。ボーナスは貯金したいので、ボーナスが入っても必要最低限しか使いません。

ボーナスは年に2回まとまった金額が手に入るので、無駄遣いしないように計画を持って貯金をするようにしましょう。

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実際にどれくら貯まったか

通帳に溜まったお金を見る

まだ子供が大学生の年齢ではないのですが、産まれたときから貯金をしていたので、かなりの金額をためることができました。

今の段階で子供一人に対して約200万円の貯金が出来ています。そして、学資保険も入っているので、かなり良いペースでお金がたまってきていると思います。

これも産まれたときから児童手当をしっかりと貯金してきたおかげだと思います。大学費用は大学に入ってからではなかなか貯金をすることが出来ません。

そのため、子供が出きたと分かってからすぐにお金を貯める事が大学費用を捻出するコツだと思っています。

また、どうしても大学費用が貯められないなら奨学金を利用する事をいとわないので子供たちにしっかりと後から払ってもらおうと思っています。

我が家も決して裕福ではありません。そのため、大学費用は努力しないと貯める事が出来ないので前もって貯めるように考えています。そのおかげかそこまで苦労しないで大学費用が貯まるのではないかと思っています。

特に小学生、中学生の頃にかなり頑張ってお金を貯めました。我家は大学の事を考えているので習い事を最低限にして、大学費用を貯める事を一番に考えました。

そのため、子供にはたくさんの習い事をさせてあげることは出来なかったです。

ですが、大学に入れたいという気持ちが強いので、習い事をあまりさせてあげられないことは後悔はしていません。自分の家の身の丈を考えて生活をすることがお金を貯める秘訣ではないでしょうか。ほかにも家計で無駄な費用を使っていないか考えるようにしてくださいね。

まとめ

このように、一般家庭から大学費用を捻出する方法を紹介しました。

様々な方法があるので、自分の家庭に合う方法を見つけて実践してくださいね。大学費用だけはどうにかなると思うような金額ではありません。

そのため、出来るだけ産まれてからすぐに考えるようにしてくださいね。

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