コンビニのATM手数料が気になる!節約意識を家族で共有し年間で万単位の手数料を無くす方法
世の中は着々と便利な方向に進んでいます。
例えばコンビニ。
かつては24時間営業しているというだけでも「便利」だと感じたものですが、近年のコンビニは24時間営業だけではなく、宅配便や通販の授受、税金や公共料金の支払い、チケット、さらにはATMでの振り込みなど様々なことが可能です。
中でも何気に多くの方が利用するのがATMなのではないでしょうか。
銀行よりもコンビニの方が身近なだけあって、コンビニのATMでお金を下す人は珍しくないかと思いますが、コンビニのATMの場合、手数料が少々高いです。
その点を気にせずに利用している家族に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
目次
コンビニのATMの手数料は高い
コンビニのATMの手数料は、条件付きで無料になるケースもあれば、系列の銀行のATMよりも割高に設定されているケースも珍しくありません。
細かいことにこだわる人であれば、手数料がかかるのでコンビニのATMの利用を控えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、気にせずに手数料を支払っている家族に頭を悩ませている人も多いようです。
「一度」なら安い手数料。でも…
コンビニのATMの手数料は無料であれば活用すべきですが、お金がかかるのであれば安い所で利用した方が良いのは言うまでもありません。
しかし、急にお金が必要になった時や、お金を降ろそうと思っても街を見渡せば銀行は駅前くらいにしかないため、コンビニの方が足を運びやすいものです。
そのため、多少手数料がかかってもコンビニでと考えるのは分からない話ではありません。
ただ、コンビニのATMの手数料は「一度だけ」で考えるのではなく、複数で考えるべきです。
例えば一度の利用で200円かかる場合、一度だけであれば大きな出費とは言い切れないかもしれませんが、年間で20回利用すれば2,400円です。
2,400円あれば他にできることもあるのではないでしょうか。
もちろんこれはあくまでも「20回」という設定になりますので、もっと利用する機会が多い人であれば、さらに年間の手数料は高くなります。
コンビニATMを使わない人は絶対使わないし、使う人は20回どころではない印象…
ATMの利用回数の多さは計画性の無さ?
ATMが無料だからとか有料だからとかではなく、何度もATMを利用する家族に対して頭を悩ませている人も多いようです。
一度に多くのお金を下しておけば、何度もATMを利用することにはなりません。
しかし、毎回少しずつ降ろすのですぐにお金がなくなり、手数料を支払ってコンビニでお金を下している姿を見て「もっと計画的にお金を下ろせばよいのに」と思うのではないでしょうか。
単純に月に一度だけ、使う分を下しておけば何度も何度もATMを利用する必要はありませんし、一度だけであればATMを無料で利用できるところも珍しくありません。
つい仕事の終わった深夜にATMを利用してしまう
金曜日の仕事が終わって、土日に出かける予定があり仕事帰りにATMに行ってお金を引き出すこともよくある光景です。
しかし、大体のATMは、深夜時間の手数料が高く設定されています。それが毎月、毎週になると信じられないぐらいの手数料に膨れ上がってしまうこともあります。
そのようなことのないように、深夜のATM利用はできるだけ控えるようにした方が賢明です。家に多額の現金を置いておくことは非常に心配だと思いますから、会社の休み時間に使う分だけATMを利用することが良いでしょう。
また忙しい場合は、家族に協力してもらうということも良いかもしれません。
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ATM手数料に限らずコンビニは身近だけど安い訳ではない
このような問題は小さい問題に思うかもしれません。
しかし、いわば「お金の使い方」というライフスタイルの問題でもあります。
端的に、計画性がないから何度もATMを利用することになりますし、ATMの利用回数が多い人ほどお金を貯められないとも言われています。
つまり、何度も無計画にお金を下している姿を見て金銭感覚やだらしのなさに飽きれている人も多いのです。
しかし、そのような家族の考え方を変えさせるのは簡単ではありません。なぜなら、コンビニのATMを無意識のうちに利用している人は、自分自身がだらしないと思っていないからです。
コンビニでの行為よりもだらしなさの改善
コンビニのATMを手数料を支払って利用しているのはだらしがないからに他ならないのですが、手数料を支払っているからだらしがないのではなく、だらしがないから手数料に対して無頓着になっていると考えるべきです。
つまり、コンビニで手数料を支払ってまでATMを利用するのを控えさせたいのであれば、コンビニのATMの利用のコストパフォーマンス等を理屈で説明するのではなく、常日頃からの「だらしなさ」を改善させるべきです。
だらしなさが改善されれば、自ずとコンビニのATMで手数料を支払ってまでお金を下すことがどれだけ勿体ないのかに気付くはずです。
お金の面でのだらしなさが手数料を無視する
具体的に、「だらしない」とはどのような部分なのかといえば金銭面です。
手数料を気にせずにコンビニのATMを利用している人は、無料の時だけ利用している人と比べて金銭的にだらしない傾向にあります。
そもそも、自分のお給料さえ把握していないことも考えられます。
自分が一か月にどれだけお金をもらい、その中から支払い等に必要なお金はどれくらいなのか、自分が使えるお金はどれくらいなのか。
ここまで理解している人は少数派でしょう。
入ってくるお金くらいはある程度は把握していても、ではその中から自分が一か月の間にどれだけ自由にお金を使えるのかやスマートフォンなど、支払いに回さなければならないお金がどれくらいなのかまでは把握できていないことが予想されます。
つまり、お金の管理がずさんだからこそ、手数料に関しても無頓着になっているのです。
そして、手数料という余計な出費があるにもかかわらず、「なかなかお金が貯まらない」と嘯いているケースもあります。
その理由も単純です。どれだけ入ってくるのかや、どれくらい使って良いお金なのかを把握していないからこそ、自分の経済力に対する手数料の割合が高いのか安いのか把握できていないのです。
そもそも、ものが高いのか安いのかは人それぞれの経済力に依存します。
手数料が200円でも、月収100万円の人と月収20万円の人とでは解釈が異なります。
しかし、無計画にコンビニのATMを利用している人は、そもそも自分の経済力さえ把握していないため、手数料が「自分の経済力に対して」安いのか高いのか、把握していないのです。
コンビニのATMの利用を辞めさせたいのであれば、コンビニのATMの手数料が高いと力説するよりも、まずは当人の経済力をしっかりと実感させることが大切です。
ギャンブルが趣味なママはまったく気にしていないよね。1万円とか平気で使って買った負けたという話が多いから200円の手数料を気にするはずはないよね。
可処分所得を見ればATMを利用する気持ちも変わる?
可処分所得という言葉があります。
これは給料の額ではなく「給料の中の使えるお金」です。
例えばいくら給料が高いとしても、家賃が高かったりローン等を抱えて支払いが多い場合は可処分所得は減りますし、逆にお給料がそこまで高くはないとしても、支払がなければ可処分所得は高くなります。
お金にだらしない人は自分自身の可処分所得を理解していません。お給料の額は給与明細で把握できるのですが、自分がどれだけの出費があるのかまで把握していませんので、そもそも、コンビニATMの手数料のみならず、他の物に対しても客観的に高いのか安いのか分かっていません。
つまり、経済的な面でのだらしなさを改善させるためには、まずは本人の可処分所得を明確にしてあげなければなりません。
可処分所得は低く、給与が高い人などにだらしない傾向が見られますよね。これだけ稼いでいるからという事が頭にあることが原因なのは明白です。
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自分の「本当の経済力」が分かればだらしなさは消える
額面ではなく、自分自身の「本当の経済力」が分かれば、コンビニのATM手数料だけではなく、他の物に対しても高いのか安いのかが見えてくるのですが、では本当の経済力を分かってもらうためには何が必要なのでしょうか。
シビアに出費を書かせることで手数料の高さを知らせる
自分自身の可処分所得を把握していない人は、お給料ではなく出ていくお金を把握していませんので、まずは一か月でどれだけのお金が出ていくのかを書き出させてみると良いでしょう。
スマートフォンの料金だけではなく、家賃や水道光熱費、抱えているローン等を羅列することで、「どれだけ入るのか」ではなく、「どれだけ出ていくのか」を把握できます。
つまり、「本当に自由に使えるお金がどれくらいなのか」を把握できることでしょう。
その額を見れば、高いのか安いのかが分かります。
だらしない人の多くは、自分自身の可処分所得を見ることで「使えるお金がこんなに少ないのか」と把握することになるでしょう。
お金にシビアになることで、他の面にも期待できます
可処分所得を知り、自分自身の経済力の「身の程」を知ることで、お金にシビアになるだけではなく、他の面での「だらしなさの改善」にも期待が持てます。
例えばだらしない人はコンビニのATM手数料だけではなく、金銭感覚そのものがだらしないので、余計なものを購入することも多いでしょう。
それもいわば「使って良いお金」を把握しておらず、欲しいと思ったその気持ちをコントロールすることなくお金を出して購入してしまうからです。
しかし可処分所得を把握することで、自分にとって「高い物」と「安い物」を把握できるようになります。
無駄遣いが減るのはもちろんですが、無駄遣いが減れば余計なものもなくなります。物が増えなければ、減らすだけで部屋も整理されるので気持ちも変わります。
だらしなさの解消がATM利用の抑制にも
「だらしなさ」もまた、様々なタイプがあるかと思いますが、一つでも「現実」を突き付けることで、自分自身の現実が見えてくることになります。
それまで何も考えずにATMでお金をおろしていたとしても、現実を知ることで「いや、高いし」と思うことになります。
その気持ちが徐々に自分自身を変えることに繋がりますので、だらしのない家族がいる場合、可処分所得という「現実」を突き付けてみると良いでしょう。
まとめ
コンビニはとても便利です。
しかし、基本的に安いものではなく、「いつでも利用できる」からこそ、他のサービスと比べて割高な物もあります。ATM手数料もその一つです。
銀行であれば無料でも、コンビニだからこそお金がかかるケースとて珍しくありません。
だからこそ、まずは「現実」を知らせることで、高いのか安いのか、客観的に見えてくるはずです。
そして、「高い」と感じさせることができれば自ずとATM手数料を意識するようになるだけではなく、余計な出費を減らし、さらにはだらしなさの改善にも繋がりますので、まずは「現実」を見せてあげると良いでしょう。