主婦にも息抜きが必要。上手に賢く息抜きするには。
主婦には休みがなく、家事も子育ても終わりがありません。あれもやってこれもやって…とバタバタ動いているうちに、あっという間に1日が終わってしまいます。
忙しい日々を過ごしていると、心の落ち着く暇がなく、疲れとストレスが溜まっていきますよね。そんなとき、少しの時間でも息抜きをして、気持ちをリセットすることは毎日の生活でとても大切です!忙しい主婦業の合間、上手に息抜きをするにはどんなコツがあるのでしょうか。
良い仕事の為に主婦にも息抜き・休息は重要
起きてから寝るまで、主婦は働きっぱなしです。子どもがいたらなおさら忙しさに拍車がかかります。子どものお世話に加えて、掃除、洗濯、ごはん作り…。くるくると動き回って、気の休まる時もありませんよね。
「少しは息抜きがしたーい!」と考える方も多いでしょう。主婦たちはどれくらいの時間、どんな息抜きをしているのでしょうか。働いている主婦と働いていない主婦それぞれの「息抜きの時間」について、ママこえが行ったアンケートを見てみましょう。
【息抜きの時間はありますか?】 | ||
働いている主婦 | 専業主婦 | |
時々ある | 45% | 47% |
ある | 34% | 40% |
ない | 21% | 13% |
働いている主婦、専業主婦ともに「時々ある」が約半数を占めました。なかなか息抜きの時間を確保できないのが現状のようですね…。どんな時に息抜きをしているか、アンケートに寄せられた声をいくつかご紹介します。
「子どもが寝ている時間で、やらなければいけない家事がないとき」(1歳・女の子のママ)
「パパと子どもがお風呂に入っている30分だけ」(3歳・女の子のママ)
「朝早く起きて、子どもが起きてくるまで」(6歳・男の子、4歳男の子のママ)
子どもが幼稚園や小学校に行く年齢になると、家事を終えた数時間が息抜きの時間になるようです。
「子どもを送り出してから、お迎えの時間まで」(6歳・男の子のママ)
「家族全員が家を出た後の時間プラス家族全員が寝ついた後の時間!」(11歳・女の子のママ)
また、息抜きの時間が「ない」と答えた方が働く主婦の2割も。
「家にいるときは常に家事や子どもの世話、外に出たら仕事なので息抜きする時間はない」(2歳・男の子のママ)
「たまに美容室に行くのが唯一の息抜き時間といっていいかも」(4歳・女の子のママ)
自宅、会社、保育園の往復で平日は座るヒマもないほど忙しく、休日はたまった家事や子どもとのお出かけ。ひとりの時間は通勤電車の中(それも満員電車?)だけという状況でしょうか。
息抜き時間が少な目の主婦のみなさんですが、息抜きの時間はどれくらい欲しいと考えているのでしょうか?
【息抜き時間はどれくらい欲しいですか?】 | ||
働いている主婦 | 専業主婦 | |
1時間以上欲しい | 44% | 55% |
1時間くらい欲しい | 35% | 26% |
30分くらい欲しい | 20% | 11% |
15分くらい欲しい | 1% | 3% |
働いてる主婦、専業主婦どちらも「1時間」「1時間以上」の回答が8割以上になりました。せめてドラマを1本を見られるくらいの息抜き時間は確保したいと思っているようですね。
次に、貴重な息抜きの時間、主婦のみなさんはどんなことをしているのでしょうか?アンケートを見てみると…。
【息抜き時間に何をしていますか?】 | |
働いている主婦 | 専業主婦 |
TV・DVDを見る 24% | TV・DVDを見る 28% |
スマホをいじる 17% | 趣味をする 15% |
寝る 12% | その他 14% |
趣味をする 12% | スマホをいじる 13% |
その他 10% | 出かける 9% |
出かける 9% | 料理 6% |
ボーっとする 6% | ボーっとする 5% |
TVやDVD、スマホなど、短い時間で気軽にできる息抜きの割合が高いようです。
「撮りだめしたドラマを見る」(1歳・女の子のママ)
「アニメオタクなので深夜に放映されているアニメの録画を見ている」(2歳・男の子のママ)
「ネットサーフィンをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう」(4歳・男の子のママ)
「スマホ片手にコーヒーを1杯飲む」(4歳・男の子のママ)
他には、ハンドメイドやゲーム、読書など、すきまの時間で趣味を楽しむ人もいるようです。働くママは「寝る」と答えた方が1割いました。睡眠時間を少しでも確保するために、息抜き時間は体を休めることが優先なのかもしれませんね。
ついつい息抜きせずに頑張っている主婦。こんな時は要注意
雑誌で「仕事も育児もこなす輝くママ」の記事を目にしたり、SNSで「主婦やママを楽しんでいます!」といったキラキラ投稿を読むたびに、自分はまだまだだな、とか、もっとがんばらなくちゃ!と自らにプレッシャーをかけてしまうことはありませんか? 最近では「いい母プレッシャー」という言葉を耳にすることがあります。これは、さまざまなメディアから「理想の母像」の情報を手に入れてしまうことによって、「自分はいい母親じゃない」と自らにプレッシャーをかけてしまうことです。ある調査によると、約7割の人が「いい母プレッシャーを感じることがある」と回答したそうです。
もっとがんばらなきゃと自分にプレッシャーをかけ、疲れた体にムチを打って家事をこなしたり、心に余裕がなく子育てをしていると、心と体に変調が起こります。不安、無気力、鬱などの心の症状や立ちくらみ、頭痛、過食や拒食、生理不順などの体の症状を引き起こします。真面目で責任感が強い人ほどこういった症状に陥りやすいと言われています。
また、夫に「妻が『いい母プレッシャー』を感じていると思うか」とのアンケートには「感じていると思う」が実に2割。妻が自分の理想のママ像に追いついていないことにひとり悩み、夫はそれに気が付いていないという現実が見えてきますね。 自分で自分にダメ出しをして心身を病んでしまうなんてもったいない!ちょっとダメなところがあっても、元気で明るいママでいることが、夫にとっても子供にとっても一番うれしいことなのではないでしょうか。そのためには適度な息抜きが必要なのです。
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息抜きをする為に知っておくべき時間術やノウハウ
忙しくて大変。たまには息抜きしたい!そう思っている主婦は多いはずです。イメージとしては毎日少しずつ溜まっていったストレスや疲労をどこかで一気に解消したい、そんな感じでしょうか?
しかし、この考え方は間違っています。例えば睡眠を考えてみても寝貯めは意味が無いことが科学的に証明されていたります。意味がないどころか、むしろ悪影響とも言われています。
どうしても疲れたから昼寝をしようという時も注意が必要だったりします。うっかり1時間等寝てしまうと脳の疲れが解消しないどころか、その後の家事のパフォーマンスが落ちてしまい、結果より忙しくなってしまうなんて事もあります。
昼寝は20分~30分が最適とされています。授乳中等は難しいかもしれませんが、昼寝前にカフェインを摂取しておくとより目覚めが良くなりパフォーマンスに好影響を与えます。
こういった時間の使い方には最低限の知識が必要です。
- 朝は朝日を浴びる
- 頭を使う書類仕事等は置きてから2時間以内にする
- 散歩や洗濯干し等軽く体を動かした後は、脳のパフォーマンスが高い
- 夜寝る前2時間はリラックスタイムにあてる(PCやスマホを見ない等)※この記事をそのタイミングで読んでいる方はあと1分で終わるので最後まで是非。
こういった事はほんの一例ですが、脳科学や時間術等からも多くを学べます。一般的にはビジネスマンがこういった知識を活用すると思いますが、主婦だって大変な職業です。
自身の生活に使える知識は積極的に使っていきましょう。
主婦も息抜きの為に旦那、子どもにも素直に甘えよう
とはいえ、「主婦の息抜き」というと、なんとなく罪悪感を持ってしまう人も少なくないようです。アンケートのコメントを見ると、息抜きをすることに遠慮がちな主婦の気持ちが見えてきます。
「旦那も日中は忙しく働いているし、自分だけ息抜きしたいって言えない」(3歳・男の子、2歳・女の子のママ)
「家にいるからラクしていると思われているかも。本当は全然休めないのに…」(3歳・女の子、1歳男の子のママ)
特に専業主婦の人は「旦那に稼いでもらっているから、家にいる私が息抜きしたいなんて言えない」と思う傾向があるようです。でも考えてみてください。子育て、主婦業は24時間休みなし、土日も祝日もないですよね。特に乳児の頃は一時も目が離せません。そんな毎日を送っていたら、いくら家にいても心が休まりません。働くご主人は通勤電車やランチの時間は一人になれますが、一人になれる時間が少しもないのは本当に辛いですよね。
旦那さんやお子さんに気兼ねして、なかなか息抜きができないかもしれませんが、自分の心や体が疲れて悲鳴を上げたら、旦那さんやお子さんに「ちょっと休ませて!」と宣言し、堂々と休んでください! 疲れやストレスが溜まって体を壊してしまわないように、ちょこちょことガス抜きすることはとても必要なのです。 息抜きをした後は気持ちもスッキリして、ご主人や子どもたちに優しく接することができると思います。そして、「息抜きさせてもらってありがとう」と感謝の言葉を忘れずに。
もうひとつ大切なのは、育児でも家事でも完璧を求めないこと。毎日家事をきっちりやらなきゃとか、子どもと一生懸命遊んであげなきゃと思う必要はありません。たまには「ご飯をつくらなくていいや」とか、「今日はテレビに子守をしてもらおう」でもいいじゃないですか。子どもはイライラ怒っているママより、ご飯が手抜きでも、部屋が汚れていてもママが笑っていた方が絶対うれしいはずです。ゆる家事、ゆる育児で少しでも息抜きできたらいいですね。