家庭円満の秘訣は「協力」して生きていくという意識が大切!
愛する人と結婚したからには、誰もが目指すのが家庭円満な生活。結婚した男女の3組に1組は離婚するといわれている昨今ですが、できることなら末永く、仲良く、笑顔で夫婦生活を送っていきたいものですよね。そのためには、何が必要なのでしょうか?
家庭円満は協力から生まれる。家族で協力する意識を持とう
スポンサーリンク
みなさんは「家庭円満」と聞いて、何を思い浮かべますか?
具体的な理想形は人それぞれですが、共通しているのは「夫婦や家族が仲良く、穏やかに、充実した毎日を過ごせること」ではないでしょうか。とはいえ、それは何の努力もなしに叶えることは難しいものです。お互いが求めることに対して、お互いに満足いくレベルで応えることが、家庭円満につながります。
それでは、ママのパパに対する満足度について、『EPARKママこえ』が行ったアンケートから見ていきましょう。
Q.現在、パパへの満足度は?
結婚5年未満 | 結婚5~10年未満 | 結婚5~10年未満 | |
まあまあ満足 | 40% | 39% | 34% |
大変満足 | 21% | 19% | 34% |
少し不満 | 19% | 21% | 16% |
大変不満 | 19% | 15% | 16% |
どちらでもない | 1% | 6% | ― |
結婚年数に関わらず、「まあまあ満足」「大変満足」の合計が5割以上を占めているので、ママたちはおおむね満足しているといえます。結婚年数別に見てみると、最も満足しているのが5~10年未満のママたち。68%のママがパパに満足していると答えています。新婚時代は相手を見る目も甘くなり、数年後に出産などによってやや不満がちになる時期を超え、10年目を迎えるころにはだんだんと理解が深まって満足度も増してくる…といった、環境や心境の変化が読み取れます。
この中から、「大変満足」「まあまあ満足」と答えたママたちのコメントをご紹介しましょう。
「結婚してみたら家事や育児にも積極的だし、実家や親戚もいい人ばかりだし、主人をますます好きになる一方です。最高の相手と結婚できたと思っています!」(2歳・男の子のママ)
「家事も手伝ってくれるし、子どもと遊んでくれるし、高収入でも(イケメンでも)ないけれど、いまだに話していても楽しいので結婚してよかった!」(1歳・男の子のママ)
「毎日顔を見て元気をもらえるし、お互い高め合えている。お互いを補う努力ができる」(5歳と2歳・女の子のママ)
「仕事も全力で頑張ってくれているし、子供の面倒もよく見てくれるし、私を女としてみてくれているから」(3歳と1歳・女の子のママ)
「日々助けられていて、特に精神面での支えをしっかりしてくれる。末長くお互いがんばっていけそう」(2歳・女の子のママ)
パパに満足しているママのコメントから感じられるのは、
○パパが家事や育児に積極的に参加している
○ママとパパがお互いに助け合う努力をしている
○2人の会話があり、パパがママを精神面でも支えている
というパパの様子。
一言でいうと、「パパがとても協力的」ということ。
一方、アンケートで「少し不満」「大変不満」と答えたママたちのコメントをみてみると…。
「仕事熱心だが、本当に仕事ばっかりで自分勝手だから」(2歳・男の子のママ)
「家事に協力してくれなく、自分のやりたい放題。ひとりで遊びに行ってしまい、まったく家庭を大事にしてくれないから」(10歳・男の子のママ)
「(パパが)頭がいいので人を馬鹿にする。冷徹、言い方が冷たく、いつもケンカになる」(11歳・女の子、5歳・男の子のママ)
「「子ども好き」とか「面倒を見る」と口では言っていたのに、(実際は)帰って来たら即寝か携帯いじり、休みの日はいつまでも寝て子どもと遊ばない」(1歳・女の子のママ)
「私を自分の母親だと思ってる」(5歳・男の子、2歳・女の子のママ)
ママが不満を感じているパパには、
○家事や育児をしてくれない
○自分のことを優先する
○楽しい会話やコミュニケーションがとれない
といった特徴があるようです。
アンケートではママ側の気持ちを取り上げましたが、夫婦をとりまくこうした状況のなかでは、ママとパパがお互いに協力する気持ちが大切です。また、たとえ実際にはどちらか一方に負担がかたよっていたとしても、相手がそれを理解して、少しでもできるところで協力しようという気持ちを持つだけで、どちらかの不満だけが高くなるということは少なくなります。
子育てには協力が必要。旦那や親族にも役割分担を
家庭生活をしていく上で、かなりの時間と労力を必要とすることのひとつに「子育て」があります。近ごろのイクメンブームで、育児に参加するパパの割合は以前より増えていますが、それでもママの方が育児に関わる時間が多いのが現状です。
内閣府の『平成28年版 少子化社会対策白書』によると、6歳未満の子どもを持つ夫の育児関連時間は、1日あたりなんと「39分」。これがママだったらと考えると、とてもじゃないけど終わらない!?
『EPARKママこえ』のアンケートでも、ママはパパにもっと育児に関わってほしいと思っていることがわかります。
Q.育児と家事、パパに積極的にしてほしいのはどっち?
育児 | 76% |
家事 | 24% |
ママが「パパに(どちらかというと家事よりも)育児をしてほしい…!」と思うのは、なぜなのでしょうか?アンケートのコメントからピックアップしてみました。
「子どもの成長期の発育にパパの愛情が不可欠。偏りのない愛情で育ててあげたいから」(2歳・女の子のママ)
「どちらもやってほしいのだけど、育児参加の方が子供の情緒が安定するので」(2歳・女の子のママ)
「ダイナミックな遊びができるし、家事は任せても結局、後でフォローすることになるので。中途半端でなく、ちゃんと遊んでほしい」(6歳・男の子、2歳・女の子のママ)
「子どもの遊び相手になっていると、家事が進まずイライラ。旦那に家事を頼むよりも、旦那が子供と遊んでくれている間に自分が家事をするのが、一番効率が良いと思うので」(3歳・ふたごの女の子のママ)
「大きくなってからの関わり方と幼い頃の関わり方って大きく違うので。今しかできないことが沢山あるのと思う」(2歳・女の子のママ)
また、ママがパパにしてほしい育児の内容は、子どもの年齢によって少しずつ変わってきます。
【育児に関することでパパにいちばんしてほしいこと】
<0~3歳>
- 外遊び
- 病院に連れて行く
- 入浴
- 寝かしつけ
- ミルクや食事のお世話
- おむつ替えやトイレのお世話
など
<4歳以上>
- 外遊び
- 運動や自転車の乗り方
- しつけ
- 勉強のサポート
- 寝かしつけ
- 食事の世話
など
(※『EPARKママこえ』のアンケート調査より)
育児はママとパパが協力して行うのが基本ですが、ときにはそれでもどうにもならない! 忙しすぎる~! ということもあります。そんなときに頼りになるのが、じいじやばあば、またはママやパパの兄弟などの親族です。いざというときに頼りになる親族に、子育てを協力してもらうコツをご紹介します。
【親族に子育てを協力してもらうコツ】
- 日頃から連絡を取り合い、子どもの様子などを知らせておく。
- 親族の都合の悪い日や時間のパターンを知っておく。
- 協力してもらうときはもちろん、顔を合わせたときや電話などで感謝の気持ちを伝える。
- 預ける前にできるだけ準備し、お願いすることや注意してほしいことなどをメモ書きして渡す。
- じいじ・ばあばの気力・体力を考えて、あまり多くを望まない。「これだけは」ということ以外は任せる。
体力も忍耐力も必要な子育ては、ママやパパでも「大変だな~」と思うもの。たとえ短期間や短時間であっても、じいじ・ばあばにとっては、もっと大変に感じるかもしれません。気持ちよく協力してもらうためには、日ごろからコミュニケーションをとり、感謝を伝えるなどしてスムーズにお願いできるような関係を築いておきましょう。
直接協力できない夫の仕事も協力するという姿勢で
「協力」とは、力を合わせて行うこと。パパがスムーズに仕事を行えるように、そして、できるだけ早く帰宅して家事や育児に参加できるように、ママはパパが仕事をする上でも何かしら協力することができるはずです。
【ママがパパに協力できること】
- パパの体調を気遣う
- 駅までの送り迎え
- パパの見た目や第一印象をよくするためにアドバイスする
- 笑顔で接する
【パパがママにしてほしいこと】
- 労いの言葉や感謝の気持ちを表してほしい
…「いつもありがとう」「ご苦労様」「パパがいるから楽しい・頑張れる」などの言葉がけ。 - 頼りにしてほしい
…「さすが~!」「そんなことできるなんてすごい!」「(子どもに)パパってすごいんだよ」など尊敬する気持ちを表現する。 - 仕事に行く前に優しく声をかけてほしい
…「行ってらっしゃい「おかえりなさい」「今日は暑いから気をつけてね」「がんばってね」など。 - 話を聞いてほしい
…時には仕事のグチや今日あったことをじっくり聞いてあげる。
家庭はそれぞれの夫婦が一から作り上げていくもの。円満な家庭を作るには、夫婦の協力は絶対不可欠です。仕事、家事、育児、町内会やPTA活動、実家や義実家とのやりとりなど、家庭でやらなければいけないことはたくさんあります。ママとパパが協力しながら、お互いに愛情を感じる家庭生活を送っていきたいですね。